倉庫管理とは?倉庫管理の基礎知識や在庫管理システムとの違い、作業効率化のための方法まで含めてご紹介

Last Updated on 2021年8月27日 by art-mylogi

物流業務工程において、効率化に大きく関わってくる倉庫管理。
今回はそんな倉庫管理について在庫管理との違いも含め詳しくまとめてみました。

倉庫管理・在庫管理システム(倉庫管理・在庫管理ソフト)とは?

倉庫管理とは通称WMS(Wrehouse Management System)とも言われる倉庫内の業務全般のマネジメントについて指しています。商品や製品が倉庫についてから出荷されるまでの情報を管理します。また、倉庫内の在庫の管理だけではなく、人員や倉庫内設備も含めて管理します。
そして徹底的な倉庫管理によって人為的ミスや誤出荷を防ぎ、入出荷数を正確に把握する事でサービス向上にも繋がります。
また、倉庫には必ず1倉庫1人の倉庫管理責任者が配属が義務付けられており、火災や労災などを防止し適切な環境作りをしていきます。

倉庫管理(WMS)と基幹システム(ERP)と配送管理システム(TMS)の違い

倉庫管理システムとよく比較されるものとして基幹システム(ERP)と配送管理システム(TMS)と言うシステムも存在します。
基幹システムとは社内毎に内容は様々ですが、社内のシステムを一元管理すると同時に可視化する事もできるシステムです。
配送管理システムとは商品が出荷されてから配送されるまでの情報を管理するシステムです。
管理する情報の分野が違うのと同時にそれぞれに特化した情報管理システムが存在するとより効率化を実現できます。

在庫管理・在庫管理システムとは?

在庫管理システムとは在庫の入出庫や欠品などの情報管理をするためのシステムです。
売れる前の在庫には保管コストがかかるだけなので、できるだけ少ない量の在庫数を保持していたいのですが、それと同時に欠品による販売機会損失のリスクも避けたいといったように難しい管理をシステム化・見える化する事が目的です。
最近では、適正在庫も算出してくれるシステムやサービスを提供している会社も多く見受けられるようになってきました。

在庫管理システムが必要なケース

システムによっては、基幹システムでも在庫管理をする事ができるため、自社に既に導入されている基幹システムのみで管理しているケースも少なくありません。
ですが、基幹システムのみでは在庫の細かい情報管理まで行う事ができない場合が多く、ミスが起きてしまったり、余計な業務を追加する必要が出てきてしまう可能性があります。
このように帳簿在庫と実在庫の数が合わないという事が起きている場合は在庫管理システムの導入を検討するべきです。

在庫管理システム導入時の注意点

便利な在庫管理システムでも、導入の際には充分な注意が必要です。まず、自社に既に導入されている基幹システムとの互換性があるかという点です。互換性がないとシステムとの同期が上手くいかず、思い通りのタイミングで情報管理をする事ができなくなってしまいます。

また、費用対効果についても検討する必要があります。
デジタル化する事によってどの程度正確かつリアルタイム共有が実現され、利益率向上に繋がるのかという点を考慮しなければなりません。更に、システムによってはオプションを追加しないと、自社に合った管理内容にならない事があります。自社の業務体制に適合するシステムかどうかしっかり見極めましょう。

倉庫管理システムと在庫管理システムの違いは?

倉庫管理システムと在庫管理システムの大きな違いは『役割』と『管理対象』にあります。
簡単にいうと、倉庫管理システムが倉庫内全般の管理をし、在庫管理システムが在庫の入荷から出荷までの管理をします。
このように管理対象に違いがあり、倉庫内の複雑な工程全般にフォーカスできる倉庫管理システムと、在庫の複雑な数の変化などにフォーカスできる在庫管理システムは別に存在していた方が、効率性と正確性を明確に上げる事ができます。

その他物流に関するシステム紹介

倉庫管理システムや在庫管理システムのように物流に関するシステムは工程毎に別れていたり、システム自体の種類もそれぞれ存在します。
よく聞くけど違いがわからないようなシステムをそれぞれまとめてみましょう。

物流管理システム

物流管理システムは商品の注文を受けてから、お客様に商品が届くまでの流れを管理するシステムです。要するに総合的に物流業務を管理し、業務効率化を実現させるシステムという事になります。
在庫管理システムと似ている部分もありますが、在庫管理システムより幅広いフェーズでの管理をしているというイメージになります。

物品管理システム

物品管理システムとは自社で物流業務を行う際に使用している備品や消耗品の管理を行っています。
定期的に欠品してしまう可能性のある消耗品に関しては特に過不足を随時チェックする事で固定資産の管理も可能になります。

店舗管理システム

店舗管理システムとは他店舗経営をしている事業者様向けの、売上管理機能を使用したデジタルシステムです。各店舗運営の効率化を実現し、課題解決にリンクさせていく事ができます。
店舗に担当者が行った指示内容や現場でのレポートなどもわかりやすくする事ができ、ミス削減などにも貢献します。

ピッキングシステム

ピッキング作業というのは物流業務の中でも最もミスの多い作業と言われています。
従来は紙を使ったリストと人の手でアナログにピッキング作業が行われており、ヒューマンエラー を回避できない状況下にありました。また、冷蔵倉庫などでは作業時間も限られており、より効率的に正確な作業が求められています。
そんな課題を解決するのがピッキングシステムです。
中でも、バーコード管理はベーシックで導入しやすい管理方法となっています。
1工程あたりの人員や作業教育に費やすコストと時間も大幅に削減する事ができ、より良い作業環境の構築を実現します。

EDI

EDIとはElectronic Data Interchangeの略で、電子データ取引を指します。
企業間で行われるやり取りの帳簿類を一括管理するシステムで、物流業界で不可欠なシステムとなっています。商取引情報を自動化する事により、一括で検索しきれないような情報も簡単に確認する事ができます。

倉庫管理の方法とは?

物流の倉庫管理には、大きく分けると以下の業務が存在します。
これらを行うことによって、倉庫管理の業務は成り立っています。

倉庫管理の業務・入庫
・出庫
・在庫管理

入庫

入庫作業とは倉庫に届いた商品の荷卸し、入庫伝票の内容と一致しているかの確認を行う作業のことです。その後、実際の荷物の中身に間違いがないかを検品し、商品の保管場所ごとに仕分けを行います。

出庫

出庫作業とはまず出荷した商品を倉庫の中から取り出し、その商品を本当に出荷すべきものかどうか確かめるための検品作業を行います。
検品後は各商品の形に合わせてその商品を梱包し、商品を梱包した箱に伝票を貼り付けます。
伝票と中身に相違がないかを紹介したのち、商品が消費者のもとへと出荷されます。

在庫管理

在庫管理とは倉庫内にどのくらいの在庫があるのかを把握し、発注量や発注のタイミングを管理する作業のことです。

在庫管理業務はきつい?在庫管理を改善・効率化する方法とは?

倉庫管理を効率的に行うためには次のような事を考える必要があります。

作業環境を整える

倉庫内での作業や作業環境をを改善する事で、倉庫管理も効率的になります。
例えば、ピッキングにおいて何の商品がどこにあるかがすぐ分かっていたり、
充分なスペースで梱包作業が行えたりなどスペースを有効活用する事は大切です。

固定ロケーションで管理する

固定ロケーションとはそれぞれの商品の保管棚の場所を倉庫内で固定して管理する事を言います。
例えば、『AA1』という商品をピッキングしたい時は『X列Y棚』に取りに行けば必ずあるという設定をするという事です。
大きくてリフトを使わないと行けないような電化製品などの商品や、入出荷率が確定しているような場合は固定ロケーションによる保管方法がおすすめです。

フリーロケーションで管理する

フリーロケーションとは固定ロケーションと違って、商品の保管棚を固定せずに保管する方法です。
例えば固定ロケーションでは文房具系と衣類は保管棚の列が別れていますが、フリーロケーションの場合はそのようなカテゴライズを基に保管するのではなく、空いてるスペースに順に商品をおいていく保管スタイルです。大きな出荷率の変動がある事が多かったり、賞味期限などの日付管理を必要とする食品などの保管に向いています。

ダブルトランザクションというハイブリット式保管方法

ダブルトランザクションとは固定ロケーションとフリーロケーションの長所を兼ね合わせた保管方法で、最近では大手ECサイトで使われています。
どこに何があるかすぐわかる固定ロケーションによる保管方法と、流動的に保管できるフリーロケーションの両方を兼ね備えているので、様々な事象に対応できます。

倉庫管理・在庫管理はエクセルで行うこともできる?

表計算ソフトであるエクセルを利用して倉庫管理・在庫管理を行うことも可能です。エクセルで制作することができる在庫管理票は以下の通りになります。

エクセルで制作することのできる在庫管理票・単票タイプ:商品を保管している棚の横にぶら下げる吊り下げ表をそのままエクセル化したもの
・在庫異動表タイプ:今ある在庫の個数をエクセルで一覧にしたもの

まとめ

いかがでしたでしょうか。
倉庫管理と在庫管理では役割が違います。
また、その他物流に関する色々なシステムもあり、自社が今どの作業工程に改善を求めているのかを明確にするとシステム活用を有効的に行う事ができます。
この機会に是非自社の課題をシステム導入で解決してみてはいかがでしょうか。

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