3定管理とは? その進め方から5定管理までを わかりやすく解説致します!

製造業やサービス業の職場において、あるべき場所にあるべきモノがないというトラブルを体験したことはないでしょうか。製造業の現場では多くの商品や製品、機材を扱います。そのため、このようなトラブルが起こることも珍しくありません。この記事ではそのようなトラブルをなくすために多くの企業が導入している3定管理についてご紹介致します。

3定管理とは

製造業やサービス業の職場では、在庫管理に関して高い管理能力が求められます。そのため「何がどこにいくつあるのか」を誰もが分かることが大切になってきます。

3定管理とは、そのような職場で使われる管理方法の一種で、あらゆるモノを管理する上で定められた場所定められたモノ定められた量、置くことを指します。また、2S3定と英語を交え表記されることもあり、整理整頓方法の基本として日本の生産業界に根付いています。(2Sは整理・整頓)

企業は3定管理を行うことで、余剰な在庫を抱えることや必要なモノを探す手間を省くことができ、作業の効率化を実現してきました。

「3定」・「定品」の読み方とは

「3定」とは「定位」「定品」「定量」のことを指し、読み方はそのまま音読みをし、「さんてい」と読みます。また「定位」とは定められた場所のことを指し、「定品」とは定められたモノのことに指します。加えて「定量」とは定められた量のことを指し、それぞれ「ていい」「ていひん」「ていりょう」と読みます。

3定管理の進め方

3定管理の進め方と致しましては、まずは整頓・整頓したいモノの配置を決めることから行うといいでしょう。その際に、取り出す頻度や収納するモノ量についてを考慮し、配置することで作業の無駄を無くすことが可能です。

次に、モノを収納するスペースの掃除を行うといいでしょう。一度モノを収納してしまった場合、在庫がなくならない限りは長期間掃除をすることができません。使用機材を収納する場合は特に、掃除はできないでしょう。製品や商品を清潔に保管するためにも予め念入りに掃除を行っておく必要があります。

3つ目の工程は定位置管理シールを使い、収納場所に記を付ける作業です。誰が見てもモノの置く位置がわかるようにわかりやすくマーキングをするといいでしょう。

この作業が終わったら、そのスペースにどんなモノが収納されているか、わかるよに記しを付けます。特に、棚などの収納スペースが定められている場合はモノの入れ間違えが起きやすいので、そのスペースに収納するモノが何のか、一目見てわかるようにする必要があります。

以上の工程が主な3定管理の進め方です。3定管理を行う際は、従業員が習慣化しなければ、その効果はありません。特に、配置転換をした際は収納ミスが起こりやすいので注意が必要です。収納場所の配置転換を知らなかったなどのトラブルが発生しないように変更情報の周知を徹底する必要があるでしょう。

定位置管理シールの活用

収納場所を定める際は定位置管理シールを使うといいでしょう。ガムテープなどのシールを使用した場合、取り外す際にどうしても粘着剤が残ってしまいます。

また、定位置管理シールはシールの上に文字を書きやすくなっているので便利です。ガムテープなどとほとんど変わらない安価で手にはいるので、3定管理を行う際は使用してみるといいでしょう。

5S3定管理を徹底するトヨタ

日本の生産業を牽引し、世界トップクラスの自動車メーカーであるトヨタ自動車では「定位」「定品」「定量」を管理する3定管理に加え、「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「」を意味する5Sを徹底し管理を行っています。この5S3定と呼ばれる管理方法は別名「ヨタ生産方式」とも呼ばれていて、多くの企業が手本としています。

トヨタが5S3定を徹底する背景には、QDCの向上を目指すのはもちろんのこと、商品を生産、販売する中で作業員の安全性の向上する狙いもあります。

加えて、「躾」がという項目が入っていることからトヨタが製品管理において、人事マネジメントを重視していたことが伺えます。トヨタ方式では製品管理はモノの管理だけでなく、人を管理、教育することも基本とされています。

5S3定とは、トヨタ自動車が世界で闘い続けるために、生産性を追及する中で生まれた管理方法であり、今後も製造業の現場で使われ続ける管理方法であるでしょう。

5定管理

3定管理は日本の生産業界に整理整頓の基本概念として染みつきました。そのため、現在では3定にはとどまらず5定管理6定管理を行う企業もあります。

5定管理とは「定位」「定品」「定量」に加え、定められた時間を意味する「」と定められた高さを意味する「定高」を足した5項目を徹底的に管理することを指します。

加えて、6定管理とはこの5定に加えて、定められた方向を意味する「定方向」も管理することを指します。

この管理方法は企業が管理するモノの性質によって使い分けられ、例えば、ジャストインタイム方式に取り組んでいる企業はモノを決められた時間に決められた数量用意することが求められます。そのため、3定に加え、「定時」や「定量」といった項目を重視して管理を行う必要があるでしょう。

また、3定管理に加え、「定方向」「定高」などの6定管理が生まれた背景として、機械化が進んだことが挙げられます。近年では、AGV(無人搬送車)などのロボットが登場しました。そのため、倉庫や工場の無人化が進んでおり、物流業界では自動倉庫を導入する企業も珍しくありません。

しかしながら、多くの倉庫や工場では完全な機械化はなされていません。人間と機械が共存し、その生産性を最大化するためにも、6定管理などの新しい管理方法が必要となるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。この記事では3定管理についてご紹介致しました。

3定管理は、在庫管理において定められた場所に定められたモノを定められた量、置くことを指し、多くの日本の製造業の現場で導入されてきました。

近年では、3定管理にとどまらず、管理するモノ性質に応じて5定管理や6定管理などといった管理方法も登場しました。

この記事が倉庫管理をする際にお役に立てば幸いです。

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