おすすめのEC物流代行サービスは?どうやって選べばいい?と気になっていませんか。
結論、おすすめのEC物流代行サービスは、以下の15社になります。
・mylogi株式会社
・株式会社サーガ
■リピート通販が得意なEC物流代行サービス
・クラウドロジ
・HAPILOGIリピート通販
・株式会社トミーズコーポレーション
・スクロール360
■食品通販専門のEC物流代行サービス
・株式会社美翔物流
・株式会社低温
・株式会社ミラク
・浜松委托運送株式会社
■大型商品が得意なEC物流代行サービス
・S-PAL
・プラスロジティクス株式会社
・コイズミ物流株式会社
■医薬品専門のEC物流代行サービス
・富士ロジテック
・株式会社フェイバリット
この記事では他にもEC物流代行サービスの選び方や、依頼するメリット・申し込む前の注意点なども詳しく紹介します。
「これからEC物流代行サービスを頼みたい」と考えている方には、かなり有益な情報になるので、是非参考にしてくださいね。
ECの物流代行とは?
ECの物流代行とは、ネットショップなどのEC事業者に代わって、商品の保管・梱包・発送などの物流業務を専門業者が請け負うサービスです。
商品が注文されてからお客様の手元に届くまでの一連の流れをアウトソーシングできるため、EC事業者は販売やマーケティングに集中しやすくなります。特に注文数が増えてきたタイミングや、人手が足りないと感じたときに導入する企業が多いです。
倉庫管理や配送手配などの手間を省けるだけでなく、プロによる迅速で正確な出荷体制により、顧客満足度の向上にもつながりますし、繁忙期の波動対応やコストの変動にも柔軟に対応できるため、効率的な運営が可能になります。
EC物流代行の業務内容
EC物流代行の業務内容は、以下のとおりです。
- 入庫(商品の受け取り・検品・登録)
- 保管・在庫管理
- 受注処理・ピッキング
- 出荷・配送手配
- 返品対応・在庫調整
それぞれ詳しく見ていきましょう。
入庫(商品の受け取り・検品・登録)
EC物流代行における「入庫」とは、仕入れ先やメーカーから納品された商品を物流倉庫で受け取り、保管準備を整えるまでの一連の業務を指します。
具体的には、商品の受け取り → 検品 → 登録(システム反映)の3ステップで構成されます。
物流倉庫に商品が届いたら、まずは納品書や事前情報と照らし合わせながら、入荷予定の数量や品番、SKUなどが正確に届いているかを確認します。受け取りミスがあると、その後の在庫管理や出荷に支障が出るため、ここは非常に重要な工程です。
2. 検品
受け取った商品は、破損・汚損・数量違い・型番違いなどの不備がないかを細かくチェックします。代行業者によっては、外観検品だけでなく、動作確認やシリアルナンバーの確認など、より高度な検品もオプションで対応しています。不良品が混入したまま出荷されてしまうと、クレームや返品リスクが高まるため、検品の質は顧客満足度に直結するポイントです。
3. 商品登録(システム反映)
検品が完了した商品は、倉庫管理システム(WMS)に在庫情報として登録されます。SKU単位での在庫数、ロケーション情報(どこに保管されているか)、ロット情報などが記録され、ECサイトや受注システムとリアルタイムで連携されることもあります。これにより、在庫データが正確に保たれ、販売機会損失を防ぐことができます。
入庫作業の正確性とスピードは、その後の出荷スピードや在庫精度に大きく影響します。
信頼できる物流代行業者を選ぶうえで、「入庫体制がどれだけ整っているか」を事前に確認しておくことが重要です。
保管・在庫管理
EC物流代行における「保管・在庫管理」とは、入庫された商品を適切な環境で保管し、リアルタイムで在庫数やロケーションを正確に管理する業務を指します。
具体的には、ロケーション管理 → 保管環境の整備 → 在庫の定期的な確認・調整の3ステップで構成されます。
入庫された商品は、SKUやサイズ、販売頻度などに応じて最適な棚や保管エリアに振り分けられます。このロケーション情報は倉庫管理システム(WMS)に登録され、出荷時のピッキング効率や在庫確認の精度を高める重要な役割を果たします。
2. 保管環境の整備
商品によっては温度・湿度・直射日光の影響を受けやすいものもあるため、物流代行業者は倉庫内の環境を適切に保つ必要があります。また、衛生管理やセキュリティ対策も含め、商品が安心して保管される体制が求められます。
3. 在庫の定期的な確認・調整
日々の入出庫に加え、定期的な棚卸しや在庫精度のチェックも欠かせません。これにより、販売データと在庫数のズレを早期に発見し、過剰在庫・欠品といったトラブルを未然に防ぎます。近年では、リアルタイム連携型のシステムを活用し、より高精度な在庫管理を実現している業者も増えています。
在庫管理は、販売機会の最大化と顧客満足度の維持に直結する重要な業務です。適切な保管と精度の高い在庫管理により、無駄なコストや人的ミスを削減できます。
「商品を預けたあとの在庫管理がしっかりしているか」は、物流代行業者選定の大きな判断材料になります。WMSの精度や棚卸頻度などを事前に確認しておくと安心です。
受注処理・ピッキング
EC物流代行における「受注処理・ピッキング」とは、ECサイトで注文が入った後、商品の出荷準備を進めるための一連の業務を指します。
具体的には、受注データの確認 → ピッキングリストの発行 → 商品の取り出しの3ステップで構成されます。
ECサイトや受注システムと連携し、注文が入ると自動的に倉庫側へ通知が届きます。このデータをもとに、出荷先や注文内容、数量、配送希望日などを確認し、正確な処理のための準備を行います。スピーディーな処理が求められる工程です。
2. ピッキングリストの発行
受注内容に基づき、倉庫管理システム(WMS)からピッキングリストを出力します。このリストには、SKU、保管場所、数量などが記載されており、倉庫スタッフが間違いなく商品を取り出せるように設計されています。バーコードやハンディターミナルを活用することで、誤出荷防止にもつながります。
3. 商品の取り出し(ピッキング)
ピッキングリストに従って、商品を保管棚から取り出します。商品点数が多い場合やSKUが細かく分かれている場合は、ゾーンピッキングやトータルピッキングなどの手法を導入することで、効率化が図られます。正確性とスピードが求められる工程です。
受注処理からピッキングまでの精度が高いほど、誤出荷や遅延のリスクが減少し、顧客満足度の向上に直結します。業者によっては、当日出荷対応や緊急出荷への柔軟な対応ができる体制を整えているところもあります。
「注文からどれだけ迅速かつ正確に出荷準備ができるか」は、物流代行の品質を測る大きなポイント。システム連携の有無やピッキング精度は、業者選定時に必ずチェックしましょう。
出荷・配送手配
EC物流代行における「出荷・配送手配」とは、ピッキングされた商品を梱包し、適切な配送方法でエンドユーザーに届けるまでの一連の業務を指します。
具体的には、梱包 → 送り状発行 → 配送業者への引き渡しの3ステップで構成されます。
商品を保護しながらも、無駄なスペースを省いた効率的な梱包が求められます。破損防止の緩衝材やブランドイメージに合った包装資材を使用することで、コスト管理と顧客満足の両立が可能になります。化粧箱付き商品やギフトラッピングが必要な場合にも、柔軟に対応できる業者を選ぶと安心です。
2. 送り状発行
梱包が完了した商品には、送り先情報や配送方法に応じた送り状(伝票)が貼付されます。倉庫管理システムと配送システムが連携されている場合、情報入力ミスや手作業の手間を最小限に抑えることができ、出荷スピードも向上します。
3. 配送業者への引き渡し
出荷指示に従って、当日または指定日時に配送業者へ商品を引き渡します。ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便など複数の配送業者を扱っている場合、商品特性や配送先に応じて最適な手段を選べる点もメリットです。また、追跡番号の自動連携や、当日出荷対応などのサービスレベルも確認しておきましょう。
出荷から配送までの流れがスムーズであれば、顧客への納期遅延や誤配送のリスクが減り、リピート率の向上にもつながります。ミスを最小限に抑える仕組みと、柔軟な対応力を備えた業者選びがカギとなります。
「梱包品質や配送スピードに満足できるかどうか」は、ユーザーからの評価に直結します。出荷体制や対応可能な配送キャリアの種類を事前に確認しておくと安心です。
返品対応・在庫調整
EC物流代行における「返品対応・在庫調整」とは、エンドユーザーから返送された商品の受け入れから状態確認、再入庫または廃棄の判断、在庫データの修正までを含む業務を指します。
具体的には、返品受け取り → 商品状態の確認 → 在庫データの反映・調整の3ステップで構成されます。
購入者から返品された商品は、指定された返品住所(通常は物流倉庫)で受け取られます。事前に発行された返品伝票や返品理由と照合し、対象商品であるかを確認します。返送物の受け取りがスムーズかつ正確であることは、クレーム削減にもつながります。
2. 商品状態の確認
返品された商品は一つひとつ開封・確認され、再販売可能かどうかを判断します。未使用で状態良好な商品は再入庫、不良品や破損品、開封済み商品などは再販不可として区分され、必要に応じて廃棄や返品者への対応がなされます。
3. 在庫データの反映・調整
返品処理が完了した商品は、倉庫管理システム(WMS)上の在庫数に反映されます。再入庫された商品は「良品在庫」として再販が可能になる一方、廃棄や検品待ちの商品は別管理とされます。正確なデータ管理により、販売状況と実在庫の乖離を防ぎます。
返品対応と在庫調整が適切に行われていないと、販売機会の損失や不良在庫の滞留につながります。返品率が高い商材を扱う場合には、対応スピードや処理ルールの柔軟さを備えた物流代行業者の選定が特に重要です。
「返品された商品がきちんと処理されているか」「在庫情報がリアルタイムで更新されているか」は、EC運営において見過ごせない要素です。返品対応のフローや管理体制は、委託前に必ず確認しましょう。
EC物流代行を利用するメリット
ここではEC物流代行を利用するメリットについてみていきましょう。
業務負担の軽減と本業への集中
物流業務(在庫管理、ピッキング、梱包、出荷、返品処理など)は手間がかかり、専門性も求められます。
物流代行を利用すれば、これらの業務を外部に任せられるため、商品開発・マーケティング・カスタマーサポートなど、本来注力すべきコア業務に集中できます。
事例:アパレルブランド運営のA社
社員4名で運営していたA社は、出荷作業に1日4〜5時間を費やしており、本来行いたかったSNS運用や新作企画が後回しに。
物流代行導入後は出荷業務を完全に委託できたため、月にInstagram投稿数が2倍に増加。
新作も毎月リリースできる体制になり、売上は半年で約1.6倍に成長(250万円→400万円/月)。
人件費や倉庫維持費の削減
自社で物流を行う場合、スタッフの採用・教育・シフト管理や、倉庫の賃貸・設備投資など、多くの固定費・変動費が発生します。
物流代行なら、これらのコストを変動費化でき、事業規模に応じて柔軟にコストを最適化できます。
事例:美容コスメ販売のB社
月商100万円規模のB社は、倉庫家賃が15万円、アルバイト2名の人件費が合計20万円、合計35万円の固定費がかかっていた。
物流代行を利用することで、月額固定5万円+従量課金(1件あたり250円)に変更。
月500件出荷でも合計コストは17.5万円に抑制され、利益率が15%以上改善。
スピーディーな出荷と配送品質の向上
物流代行業者は、効率化されたオペレーションと出荷体制を構築しており、当日出荷や翌日配送などの対応も可能です。
梱包の丁寧さや納品書対応なども標準化されており、顧客満足度の向上にもつながります。
事例:食品系サブスクのC社
週1配送の定期便を展開していたC社は、手作業の梱包ミスが多く、顧客からのクレームが月20件以上。
物流代行に切り替えたことで、クレーム数は月2件未満に激減。
配送遅延もほぼゼロになり、定期継続率が68%→84%へ向上。
LTV(顧客生涯価値)も平均で30%以上改善。
繁忙期・セール対応の柔軟性
年末年始、セール期間、メディア露出後の急な注文増加など、突発的な受注増にも柔軟に対応可能。
代行業者は一時的な人員増強や夜間対応などの体制を整えており、機会損失を防げます。
事例:インフルエンサーとコラボしたD社
コラボ商品の発売初日にSNSでバズり、通常1日100件程度の注文が、1日で4,200件に。
自社対応では出荷まで3〜5日かかる見込みだったが、物流代行に事前相談していたため、即日で2,000件、翌日には全件出荷完了。
キャンセル率ゼロで対応でき、購入者の約30%が定期購入に移行。
在庫管理の精度向上とシステム連携
多くの物流代行会社は、WMS(倉庫管理システム)を導入しており、在庫の可視化やリアルタイム管理が可能です。
また、カートシステムやモールとの連携にも対応しており、自動化・省力化が進みます。
事例:複数モール展開のE社
楽天・Amazon・自社サイトの3モールで販売していたE社は、手動在庫調整により月5件以上の売り越しが発生し、アカウント停止リスクも。
物流代行業者のWMSとAPI連携を行ったことで、在庫はリアルタイム同期され、ヒューマンエラーによるキャンセルがゼロに。
担当スタッフの工数も月20時間削減。
スケールアップに対応しやすい
売上拡大に伴い注文が急増しても、物流キャパシティの確保やシステム拡張は業者側が対応するため、EC事業者は安心して成長戦略を描けます。
クラウドファンディングやSNSバズなど、短期的な大量出荷ニーズにも対応可能です。
事例:クラファンで成功したF社
1万件以上の予約注文を獲得したガジェット製品のF社は、自社では出荷能力が追いつかず物流代行に一括依頼。
1週間で全出荷を完了し、問い合わせ対応件数も最小限に抑制。
配送の信頼性が話題となり、独自ECサイト立ち上げ後の月商は初月から450万円を突破。
返品・交換業務の効率化
顧客対応が煩雑な返品・交換処理も、物流代行に任せれば迅速かつルールに則った対応が可能。
対応のばらつきを防ぎ、ブランドイメージの維持にも貢献します。
事例:シューズブランドのG社
返品率が全体の12%と高めだったG社は、返品受付〜再出荷までをすべて物流代行に移行。
返送から交換出荷までのリードタイムが5日→2日に短縮され、レビュー平均評価が3.8→4.4に上昇。
CS(カスタマーサポート)担当者の対応時間も月40時間削減。
コストの明確化と予測性
料金体系が明確なため、物流コストを可視化しやすく、経営計画にも反映しやすいです。
定額制・従量課金制など、自社の販売規模やビジネスモデルに合ったプランを選べます。
事例:定期購入型ECのH社
毎月約3,000件の出荷を行っていたH社は、月の物流コストが40万円前後でばらつきがあり、予算立案に苦戦。
物流代行の定額+従量制プラン(基本10万円+1件120円)を導入したことで、月コストは安定し、年間予算設計が可能に。
広告費や仕入れへの投資配分も明確化。
EC物流代行を利用するデメリット
ここではEC物流代行を利用するデメリットについて詳しく見ていきましょう。
初期構築の手間とコストがかかる
物流代行を始めるには、ただ商品を預けるだけでは済みません。
- SKUごとの登録(品番・名称・サイズ・重量など)
- 保管方法・梱包仕様の指示
- WMS(倉庫管理システム)とのシステム連携やマッピング設定
- 商品受け入れの検品ルール策定
など、実務レベルでの仕様のすり合わせと調整が必要です。
これらは通常、1週間〜1か月以上かかるのが一般的で、SKUが多いほど長期化します。
さらに、初期設定費(例:システム連携費用3〜10万円、設計費5万円、商品ラベル代など)が発生することもあり、初期投資として10〜30万円前後を見込む必要があります。
初期費用と構築期間を見込んでスケジュールと予算に余裕を持つことが重要です。
柔軟なカスタマイズ対応が難しいことがある
物流代行業者は効率性・標準化を前提としているため、自社オリジナルの細かい作業には対応できないことがあります。
たとえば・・
- ギフト包装(熨斗、メッセージカード、名入れなど)
- 複数商品をセットにするアソート梱包
- 個別注文ごとに異なる販促物を同梱
- 出荷タイミングを特定曜日・時間帯に固定
このようなオペレーションを依頼した場合、「非対応」または「追加費用」が必要とされる場合が多く、ブランド体験とのギャップが生じることも。
ECで「細やかなサービス=差別化ポイント」になっている企業は要注意です。
自社のブランド仕様にこだわりがある場合は、導入前に詳細な業務範囲と料金体系を確認しましょう。
在庫や出荷状況をリアルタイムに把握しづらい
自社倉庫なら商品を目視・手元で管理できますが、物流代行の場合はWMSを通じて確認します。
しかし、業者によっては更新が1日1回だけ、あるいは手動での確認が必要な場合もあり、次のような課題が生まれます。
- 販売サイトの在庫表示と実在庫のズレによる売り越し(=クレーム)
- 在庫数の確認がリアルタイムでできず、販促タイミングを逃す
- 出荷完了メールを送るタイミングをミスして顧客不信に
リアルタイム連携ができるか、業者のシステム仕様を必ず確認することが重要です。
在庫や出荷状況を正確に把握するためには、WMSの機能と反映速度を事前に確認しましょう。
最低件数・契約縛りのハードル
多くの物流代行業者はスケーラビリティを意識しており、ある程度のボリュームがないと対応しない/割高になる傾向があります。
たとえば・・・
- 月間出荷500件未満は受付不可
- 初期6か月契約が前提(途中解約不可)
- 月額最低利用料(例:5万円)設定あり
これは特に「これから本格展開したい」「テスト販売段階」といった小規模EC事業者にとって、過剰なリスクや固定費負担になりかねません。
契約条件や最低件数は事前に確認し、自社の成長フェーズに合った業者を選びましょう。
返品・交換対応に時間差や不透明さが生まれる
物流代行に返品処理を任せると、
- 返送品が到着したか
- その状態が良好かどうか
- 交換・再発送の可否判断
などのプロセスに“1営業日以上のタイムラグ”が発生することがあります。
また、「汚損あり/開封済み/未開封」などの判断が現場任せになるため、トラブル時の判断基準を事前に取り決めていないと、クレームやCSの負荷増加につながる可能性もあります。
返品対応は運用ルールと判断基準を明確にし、現場との共有を徹底しましょう。
急な変更への対応スピードが落ちる
「急にセールを打つことになった」「同梱物を差し替えたい」「発送タイミングを早めたい」など、スピーディーな意思決定が必要なEC運営において、物流代行はどうしても反映まで時間がかかる傾向があります。
- 2〜3営業日前の申請が必要
- 土日祝の作業ができない
- 社内稟議が必要で即日対応不可
外部業者ゆえの“制約”が足かせになるケースもあるため、スピード重視の商材には不向きな場合も。
スピード感のある施策を打つ事業者は、柔軟な体制のある物流パートナーを選びましょう。
EC物流代行サービスはどうやって選べばいい?
ここではEC物流代行サービスを選ぶ際のポイントを詳しく解説していきます。
・どこまでの業務を依頼できるのか確認する
・料金を確認する
・得意な商材ジャンルを確認する
・対応できる出荷件数を確認する
・倉庫環境は問題ないか確認する
それぞれ見ていきましょう。
どこまでの業務を依頼できるのか確認する
EC物流代行サービスを選ぶ際は、まず「どこまでの業務を依頼できるのか確認する」ようにしましょう。
というのも、一口にEC物流代行サービスと言っても、そのサービス内容は、ただ単に在庫の商品を発送するだけではありません。
例えば、食品系の物流代行であれば、賞味期限の確認や倉庫内の室温の管理が必要になってきますし、ECサイトの商品の特性によってはラッピングが必要な場合もあります。
またECサイトの物流代行であれば、受注業務やカスタマーサポートも委託したいという場合もあるでしょう。
そのため、事業者で販売している商品にあわせてどこまでのサービスを受けたいのか、それに対応してくれるのはどの会社なのかを確認するようにしましょう。
◆ギフトラッピングやチラシの同梱などは可能か
ECサイトの物流代行サービスを探す際、「ギフトラッピングを行っているのか」「チラシの同梱は可能なのか」を必ず確認するようにしましょう。
というのも、大手の物流代行会社などの場合、商品ごとにフレキシブルに対応してくれるケースが少なく、依頼してからラッピングやチラシ同梱の必要性に気づいてしまったという場合が多くあるからです。
また依頼しようとしている企業が、ギフトラッピングやチラシ同梱を行っている場合でも、
・どんな風にラッピングしてくれるのか
・ラッピングやチラシ同梱をする際のプラス料金はどのくらいなのか
・1商品ごと、一定期間の対応は可能なのか
を必ずチェックするようにしましょう。
◆受注業務やカスタマーサポートは委託できるのか
ECサイトの物流代行サービスを探す場合「受注業務やカスタマーサポートは委託できるのか」ということも確認するのがおすすめです。
なぜなら、発送業務と一緒に受注業務やカスタマーサポートを任せることができれば、お客様の元に商品が届くまでの一連の業務がスムーズになり、ECにおけるコア業務に時間を割けるようになります。また誤発送などのミスを最大限防ぐことが可能だからです。
ただし受注業務やカスタマーサポートも委託する際は、お客様とのやり取りをきちんとフィードバックしてくれる事業者を選ぶようにしましょう。
お客様からの相談やクレームをきちんとフィードバックしてくれる事業者であれば、商品開発やEC運営においてもつねにサービスの品質を向上させることができますよ。
料金を確認する
ECサイトの物流代行サービスを選ぶ際は、料金も必ず確認するようにしましょう。
物流代行会社で発生する基本的な料金は、以下になります。
【基本料金】サービスの月額利用料
【入庫費用】在庫商品を倉庫に入庫する時の費用
【保管費用】在庫商品を保管しておく際に発生する費用
【梱包費用】商品を梱包する費用
【発送費用】商品を発送する時にかかる費用
EC物流代行会社の料金は、基本的に依頼した分と発送した量に応じて請求額が変わってくるということを覚えておきましょう。
また上記以外にもギフトラッピングやおまけの同梱などをする場合は、プラスアルファで費用が発生することも頭に入れておいてください。
◆EC物流代行の費用相場は?
それでは、これらの費用の相場料金はどのくらいになるのでしょうか。
以下の表に、大体の相場料金をまとめました。
基本料金 | 30,000~50,000円/1件 ※基本料金が発生しない会社もある |
入庫費用 | 単品の場合:10~30円/1品 箱の場合:30~150円/1箱 |
保管費用 | 3,000~10,000円/坪 |
梱包費用 | 100~1,000円/1品 |
発送費用 | 400~800円/個 |
上記を参考にできるだけ安く、高品質なサービスを提供しているEC物流代行会社を選ぶようにしましょう。
得意な商材ジャンルを確認する
EC物流代行サービスを選ぶ際には、「得意な商材ジャンルを確認する」ということもかなり大切です。
というのも、EC物流代行会社はその事業者によって倉庫の規模や設備が全く異なるから。
例えば、食品などの物流代行を頼むのであれば、冷蔵タイプの倉庫を保有している会社へ。大型家具の物流代行を頼むのであれば、敷地面積がかなり広い倉庫を保有している会社へ委託をお願いする必要があると言えるでしょう。
そのため、まずは依頼しようと思っている物流代行会社へ自社商品の発送代行が可能か問い合わせて聞いてみるのが手っ取り早いでしょう。
ただ、アパレルや化粧品、小物雑貨など賞味期限や特別な設備が必要ない商品であれば、ほとんどのEC物流代行会社が対応してくれると考えていて問題ないです。
対応できる出荷件数を確認する
EC物流代行会社を選ぶ際には、対応できる出荷件数も確認するようにしましょう。
例えば、
・SKU(色違いなどの場合でも1商品を数える場合の数)や在庫数に上限はどのくらいか
・小ロットでも対応できるか
など、依頼する商品の数が多い場合や少ない場合、自社の状況に合わせて対応できる会社なのかを事前に判断するようにしましょう。
目安でいうと、大規模な倉庫を保有しているEC物流代行会社は小ロットでの依頼が厳しく、中小規模の倉庫を保有しているEC物流代行会社は、商品の数量が多い依頼への対応が厳しいパターンが多いということを頭に入れておきましょう。
倉庫環境は問題ないか確認する
EC物流代行サービスを選ぶ際には、倉庫環境は問題ないかも確認する必要があります。
というのも、商品を保管する倉庫内の環境が悪ければ、商品が破損したり、品質劣化が起きてしまう可能性があり、在庫を無駄に廃棄しなければならない可能性がでてくるから。またきちんと整理整頓されていない倉庫は、作業効率も悪いですし、発送ミスが起こってしまう確率も高いからです。
そのためECの物流代行会社へ依頼する時は「倉庫内が清潔か」「きちんと整理整頓されているか」を自らの目で確認してから、どの会社にするか選ぶようにしましょう。
オーダーメイド可能なEC物流代行サービス2選
企業の状況に状況に合わせてオーダーメイドができるおすすめのEC物流代行サービスは、以下の2社になります。
■オーダーメイド可能なEC物流代行サービス
・mylogi株式会社
・株式会社サーガ
それぞれ見ていきましょう。
mylogi株式会社
当社、mylogiは、埼玉県所沢市にあるEC物流代行会社です。
mylogi一番の強みは、商品の発送だけではなく、受注業務やカスタマーサポートまでを一貫して対応している所。
カスタマーサポートなどであったお客様からのご要望やクレームなどは、月に一回事業者様にフィードバックし、EC運営の改善提案をしていくことができます。
また物流では、ギフトラッピングやサンプルなどの同梱をフレキシブルに対応しますし、小ロットでのご依頼にも対応しているため、それぞれの事業者様に合わせた最適な物流代行をカスタマイズすることが可能です。
さらに当社では、物流代行業務だけではなくEC運営のサポート業務も行っています。EC運営全体の課題解決の提案を受けることもできるため、「物流代行もお願いしたいけれど、もっとECの売上も伸ばしていきたい」という事業者さんにもピッタリな会社と言えるでしょう。
\物流代行に関する無料相談は/
◆料金設定は?
mylogi株式会社のEC物流代行で発生する料金は以下になります。
箱出荷便:350円
メール便:270円
【保管費】
坪単位:6,000円
パレット単位:2,500円
オリコン単位:750円
【契約期間】
6ヶ月毎に更新
株式会社サーガ
株式会社サーガは、大阪市中央区にあるEC物流代行会社です。
株式会社サーガの一番の強みは、少量の配送でも低コストで物流代行が可能なところ。
もちろんギフトラッピングやラベル添付、サンプルの同梱などもフレキシブルに対応することができるので、どんなEC商品を扱っている店舗でも安心して、物流業務を代行してもらうことができますよ。
リピート通販が得意なEC物流代行サービス4選
リピート通販が得意なEC物流代行サービスは、以下の4つになります。
・クラウドロジ
・HAPILOGIリピート通販
・株式会社トミーズコーポレーション
・スクロール360
それぞれ見ていきましょう。
クラウドロジ
クラウドロジは、東京都目黒区にあるEC物流代行会社。特にサブスクやリピート通販の物流に特化している会社です。
クラウドロジの一番の強みは、ポストインサイズの商品の発送を得意としている所。企業の取り扱っている商品にあわせて、専用資材・オリジナル資材の提案から各商品毎の配送方法の提案を行っていくところです。
またリピート通販特有の、チラシやサンプルなどの同梱作業もフレキシブルに対応することができるので、D2C通販の売り上げ拡大の一助にすることもできますよ。
HAPILOGIリピート通販
HAPILOGIリピート通販は、東京都港区にあるEC物流代行会社。リピート通販専用の物流代行サービスになります。
一番の強みは、リピート通販特有の同梱物のフレキシブルな入れ替えの対応が可能なところ。また複数のECサイトや楽天・AmazonなどのECモールからの出荷指示などを一括で制御できるところです。
複数の倉庫を完全に制御することができるので、最寄り倉庫からの分散出荷が可能。そのため「早い・安い・正確」にお客様に商品を届けることができますよ。
株式会社トミーズコーポレーション
株式会社トミーズコーポレーションは、大阪府泉大津市にあるEC物流代行会社。リピート通販に特化した物流代行サービスです。
株式会社トミーズコーポレーションに業務委託を依頼すれば、例えば、新規客やリピート客に合わせて、適切な販促物を同梱することができるので、入れ間違いなどのミスが起こることは絶対にありません。
また賞味期限や消費期限の管理までを徹底的に行ってくれるので、健康食品やお菓子など食品のリピート通販にも対応可能な点もうれしいポイントだと言えるでしょう。
スクロール360
スクロール360は、静岡県浜松市にあるEC物流代行会社。単品リピート通販の物流支援実績を豊富に持っている会社です。
スクロール360は、これまで750社以上の単品リピート通販の物流支援実績を持っているので、商品のセット組からチラシ・サンプルの同梱方法など、フレキシブルな提案が可能です。
またスクロール360では、通常の販促チラシだけではなく、納品書へのバリアブル印刷も可能です。購入商品別、購入エリア別など、色々なお客様に合わせた情報をパターン別に納品書へのバリアブル印刷を行うことで、リピーター獲得も期待できるでしょう。
◆料金設定は?
スクロール360のプラン別料金は、以下になります。
運用:規定のルールに沿った運用
出荷件数:~3,000件/月
導入期間:最短14日
初期費用:3万円(税別)
〇カスタマイズプラン
運用:事業者独自のルールを構築して運用
出荷件数:3,000件~/月
導入期間:最短3か月
初期費用:個別にお見積もり
食品通販専門のEC物流代行サービス4選
食品通販専門でおすすめのEC物流代行サービスは、以下の4つになります。
・株式会社美翔物流
・株式会社低温
・株式会社ミラク
・浜松委托運送株式会社
それぞれ見ていきましょう。
株式会社美翔物流
株式会社美翔物流は、大阪府摂津市にあるEC物流代行会社です。主に食品ECの物流を得意としている会社になります。
株式会社美翔物流の一番の強みは、「常温庫」「チルド庫(0~5℃対応)」「冷凍庫(-25℃以下対応)」の食品保管倉庫を保有している所。
お客様の食品商品に合わせて、適切な温度管理で保管し、賞味期限などのチェックも随時行っていくため、安心してフルフィルメントを任せることができますよ。
また株式会社美翔物流では、食品の管理温度に合わせた配送業務までを一貫して対応することが可能です。
株式会社低温
株式会社低温は、奈良県大和郡山市にある食品専門のEC物流代行会社です。
一番の強みは、小規模店舗様の利用が可能であるところ。小ロットからの対応ができるため、町の飲食店など個人商店でこれからネットショップに力を入れたいという事業様も対応可能になります。
また株式会社低温では、一社一社に合わせたオーダーメイド型の発送代行を行うため、セット販売やラッピングなどもフレキシブルに対応することができますよ。
株式会社ミラク
株式会社ミラクは、兵庫県神戸市にある食品ECに特化した物流代行会社です。
株式会社ミラク一番の強みは、超低温冷凍・冷凍・冷蔵・定温の倉庫を保有している所。
これまでに取り扱った商品は、「ご飯・おかず類」「スイーツ」「魚介類」「粉もの類」「飲料」など。これまでに55年以上の物流代行実績があるため、安心して発送を任せることが可能です。
また株式会社ミラクでは、導入前に「無料見学会」を開催することが可能です。倉庫に清潔感はあるか、きちんと整備されているかといった点を自分で見定めることができるので、安心して業務を任せることができますよ。
浜松委托運送株式会社
浜松委托運送株式会社は、静岡県浜松市にある食品に特化したEC物流代行会社。
一番の強みは、静岡の浜松市に10,000坪の物流倉庫を持っているところ。
日本の中心である静岡から発送の為、関東~関西にかけて統一価格での輸送が可能になります。
また浜松委託運送株式会社では、発送業務だけではなく、受注業務の代行も可能。商品が売れてからのバックヤード業務をすべて任せることで、食品EC運営においてのコア業務により注力することができますよ。
大型商品が得意なEC物流代行サービス3選
大型商品が得意なEC物流代行サービスは、以下の3つになります。
・S-PAL
・プラスロジティクス株式会社
・コイズミ物流株式会社
それぞれ見ていきましょう。
S-PAL
株式会社S-PALは、千葉県船橋市にあるEC物流代行会社。
一番の強みは、家具や家電など25kg以上の大型商品にも対応可能な点になります。
また株式会社S-PALは、お客様と一緒に可能性を模索しながら物流代行業務を引き受けていくので、細かな要望もフレキシブルに対応することが可能です。
プラスロジティクス株式会社
プラスロジティクス株式会社は、東京都豊島区にある大型家具専門のEC物流代行会社。
一番の強みは、大型家具の配送から組み立て・設置作業、お客様の問い合わせ対応までを一気通貫で行ってくれるところ。
お客様の要望ごとにカスタマイズした物流スキームを構築し、提供していくということに強みを持っている会社だと言えるでしょう。
コイズミ物流株式会社
コイズミ物流株式会社は、大阪市中央区にあるEC物流代行会社。大型家具の物流代行を得意としている会社です。
コイズミ物流株式会社1番の強みは、商品の大きさに関わらず、当社倉庫での保管から配送までの対応ができること。また、家具の設置から組み立ても対応することができますし、返品対応も承ることが可能です。
さらにコイズミ物流株式会社では、共同配送以外にもコンテナ―輸送、トラック輸送、航空貨物や海上輸送、宅配便など、最適な配送ネットを提案することができるので、
医薬品専門のEC物流代行サービス2選
医薬品専門でおすすめのEC物流代行サービスは、以下の2つになります。
それぞれ見ていきましょう。
富士ロジテック
富士ロジテック株式会社は、東京都千代田区にある物流代行会社。医薬品専門の物流代行を行っている会社です。
富士ロジテック株式会社の一番の強みは、ロット管理や有効期限管理をおこなうのはもちろん、医薬品の特性を理解した上で、品質と安全に配慮した物流代行を実施するということ。また、必要な品質レベルに則し、医薬品を取扱うに十分な設備要件を備えている所だといえるでしょう。
保管する医薬品を取り扱うスタッフに関しても、薬事教育を受けた優秀なスタッフとなっているので、安心して物流代行を任せることができますよ。
株式会社フェイバリット
株式会社フェイバリットは、東京都昭島市にあるEC物流代行会社。特に医薬品に特化したEC物流代行となっています。
株式会社フェイバリットの一番の強みは、EC物流代行に必要な安心の品質管理を行っていること。医薬品の取り扱いを熟知した薬剤師が常駐しているので、商品を保管している間も品質を高く維持することが可能です。
また株式会社フェイバリットでは、医薬品の小ロットでの出荷や緊急出荷などの対応も可能。様々なお客様の要望にフレキシブルに対応することができるので、安心して業務を委託することができるでしょう。
EC物流代行を頼むべき会社の特徴は?
EC物流代行を頼むべき会社の特徴は、以下になります。
・物流業務が負担になっている
・コストを削減していきたい
・発送ミスが多発している
・顧客満足度を向上させたい
それぞれ見ていきましょう。
物流業務が負担になっている企業
EC物流代行を頼むべき会社の1つ目の特徴は物流業務が負担になっている会社になります。
ECサイトを運営する場合「商品企画」「ECサイトの制作、改善」「集客」「リピーター対策」「商品の発送」「カスタマーサポート」などやらなければならないことが数多くあります。
その中で、商品の発送やカスタマーサポートなど一部の業務をEC物流代行に任せていくことで、EC運営者の業務の負担を軽減させることが可能というわけです。
◆コア業務に専念できる
EC物流代行に商品の発送やカスタマーサポート、受注業務などを委託することで、「商品企画」や「ECサイトの制作や改善」、「集客」、「リピーター対策」などECサイト運営においてのコア業務に専念することが可能です。
これらのコア業務は、綿密な戦略が必要ですし、行った施策のPDCAを繰り返し回していかないと、自社のECサイトをより売れるECサイトにしていくことはできません。
ノンコア業務である「商品の発送」や「カスタマーサポート」などを外部に任せて、自社内のリソースをEC運営の主軸となる業務にあてることで、より“売れるECサイト”を作っていくことが可能になりますよ。
コストを削減していきたい企業
EC物流代行サービスに業務を委託するべき企業の2つ目の特徴は、コストを削減していきたい会社だと言えるでしょう。
例えば、ECサイトで販売している商品の仕入れや受注業務、倉庫からのピッキング、検品、発送、返品処理、カスタマーサポートなどを自社内で行う場合、そのすべての業務を行うための人件費が必要になります。
またその商品を保管する倉庫代(場所代)や梱包資材代もかかってくるので、費用負担は莫大になってしまうと言えるでしょう。
しかしEC物流代行会社に業務を委託すれば、支払わなければならない料金は、サービスを利用した分だけ。そのため無駄に場所代や人件費を支払う必要もなくなるためコスト削減につながると言えるでしょう。
◆物流会社の運賃は一般よりも安い
またEC物流代行サービスに発送業務を委託すると、運賃が通常よりも安くなるということを覚えておきましょう。
というのも、EC物流代行会社ではボリュームディスカウントが可能だから。EC物流代行会社では複数社の商品を発送することになるので、ボリュームディスカウントが適用され、通常よりも安い価格で配送してもらうことができるんです。
EC物流代行会社に委託すれば、自社で運送会社に直接発送依頼をするよりも安い運賃で配送することができるので、その面でもお得と言えるでしょう。
発送ミスが多発している企業
EC物流代行サービスに業務を委託するべき企業の3つ目の特徴は、発送ミスが多発している企業になります。
というのも、EC物流代行会社では多くの案件のフルフィルメントを担当していて、経験が豊富なため、発送ミスが起こることはほとんどありません。またほとんどのEC物流代行会社では、発送業務においてヒューマンエラーを防ぐために、倉庫の整理整頓がきちんとされているのはもちろん、物流管理システムを必ず利用し、発送ミスを防ぐ完璧な体制を整えています。
発送ミスが起きてしまうと、ECサイトの信頼を失ってしまうことにもなってしまうので、正確で丁寧なフルフィルメントを行うならプロのEC物流代行会社に任せるようにしましょう。
顧客満足度を向上させたい企業
EC物流代行サービスに依頼をするべき企業4つ目の特徴は、顧客満足度を向上させたい企業になります。
前述した通りEC物流代行会社は、フルフィルメントのプロ集団になります。商品にダメージを与えないプロの梱包方法で商品を発送することが可能なので、お客様が不愉快に思わないきれいな梱包の商品を届けることが可能です。
また受注業務やカスタマーサポートなども委託する場合にも、商品に対するお客様の疑問やクレームを上手に対処してくれるので、顧客満足度をダイレクトに向上させることができますよ。
自社内で発送業務やカスタマーサポートも対応するとなると、多くの業務におされて、顧客への対応が雑になったり、問い合わせのメールの返信が遅れてしまうということも起きてしまうので、顧客満足度を向上させたいのであれば、EC物流代行会社を利用するようにしましょう。
まとめ
結論、おすすめのEC物流代行サービスは、以下の15社になります。
・mylogi株式会社
・株式会社サーガ
■リピート通販が得意なEC物流代行サービス
・クラウドロジ
・HAPILOGIリピート通販
・株式会社トミーズコーポレーション
・スクロール360
■食品通販専門のEC物流代行サービス
・株式会社美翔物流
・株式会社低温
・株式会社ミラク
・浜松委托運送株式会社
■大型商品が得意なEC物流代行サービス
・S-PAL
・プラスロジティクス株式会社
・コイズミ物流株式会社
■医薬品専門のEC物流代行サービス
・富士ロジテック
・株式会社フェイバリット
EC物流代行サービスを選ぶ際は
・どこまでの業務を依頼できるのか確認する
・料金を確認する
・得意な商材ジャンルを確認する
・対応できる出荷件数を確認する
・倉庫環境は問題ないか確認する
といったことに注目してから選ぶようにしましょう。