AI技術を用いたピッキングロボットとは?導入時の想定価格から自動倉庫との連携サービスまでご紹介!

Last Updated on 2021年9月7日 by art-mylogi

近年、AI技術の発達により様々な仕事が自動化されてきました。倉庫や工場などで必要な品物を集めるピッキング作業もその一つです。この記事ではピッキング作業を自動化するピッキングロボットについてご紹介致します。

この記事を監修した人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

AI技術を用いたピッキングロボットとは?

ピッキングロボットとは、必要な品物を集めるピッキングの作業を自動で行うロボットのことを指します。また、最近ではAI技術などの発展より、複雑で作業工程の多いピースピッキングまで自動で行えるようになりました。

例えば、少し前までピッキングロボットでは細かな対象物を識別することは難しいとされていました。

しかし、最新ピッキングロボットでは、AI技術を用いて対象物を立体的に素早く認識し、対象物を最適な動作で処理することが可能になりました。

また、その他にも作業スピードが遅いという問題点に対し、機体の軽量化や対象物ごとに吸着パットを制御することにより改善してきました。

ピッキングロボットにより作業を自動化するメリットとは?

上述させて頂いた通り、AI技術や技術革新により、様々な作業工程が自動化されてきました。そのため、多くの企業が機械による自動化を進めています。では、何故多くの企業がピッキングロボットなどの産業用ロボットを導入してきたのでしょうか?

ピッキングロボットにより作業を自動化するメリットとは?①生産性・作業効率向上

ピッキングロボットを導入した場合、今までピッキング作業を担当していた多くの人手は必要なくなります。そのため、人件費が抑えられることで別の作業に人手を割くことができます。

また、ロボットは24時間稼働することができるため、時間に制約はありません。ロボットの動きを管理する作業員さえいればいつでも稼働ができます。

加えて、ほとんどの作業を機械が行ってくれるため、精度の高い作業を安定して行うことができます。そのため、ピッキングロボットを導入することで、生産性や作業効率が向上します。

ピッキングロボットにより作業を自動化するメリットとは?②人為的ミスの削減

ピッキング作業は物流業務の中でもミスの多い工程の一つです。また、商品を出荷最小単位で管理するピースピッキングでは、多くの人為的ミスが発生してしまいますが、ピッキングロボットを導入することでこのようなミスを減らすことができます。

ピッキングロボット導入に掛かる価格は?

ピッキングロボットを導入する上で、1番の問題は導入コストです。導入するロボットやプランにより価格は異なります。そのため費用は個々の案件に依存します。

そもそも産業用ロボットは小型のものであれば、本体だけで100万円台から入手できますが、必要な機材は本体だけではないため、その他にも多くの費用を負担しなくてはなりません。

そこで日本ロボット工業会が発表している産業用ロボットの導入時の想定例をご紹介致します。

産業ロボット導入の想定例①

例えば、製品の組立工程にロボット導入しようとした場合は次の通りです。

ロボット本体(4台) 1,200万円
ロボット関連装置(画像処理・ハンド等) 1,000万円
ロボット周辺整備(各種補償装置等) 1,800万円
システムインテグレーション関連費 2,000万円
合計 6,000万円

 

このようにピッキングロボットに関わらず、産業用ロボットを導入する際は、様々な項目の費用を負担する必要があります。導入の際には現在掛かっているコストと比較をし、検討する必要があるでしょう。

産業ロボット導入の想定例②

続いては食材の容器詰め工程にロボット導入する想定例です。

ロボット本体(10台) 4,000万円
ロボット関連装置(画像処理・ハンド等) 4,000万円
ロボット周辺整備(各種補償装置等) 6,000万円
システムインテグレーション関連費 6,000万円
合計 2億円

 

上述した想定例同様に、現在掛かっているコストと比較し、多くの資金を投資する場合はどれくらいの期間で資金を回収するかなど、計画をよく練り、導入を検討する必要があるでしょう。

参照:一般社団法人日本ロボット工業会 ここが知りたい!ロボット基礎知識

ピッキングロボットを提供しているメーカー

ピッキングロボットを導入する上でその提供されるサービスは企業により異なります。また、自動倉庫や無人搬送車(AGV)などのシステムやロボットと連携したサービスを提供する企業も多くあります。この記事では大手3社を取り上げご紹介致します。

ピッキングロボットと無人搬送車(AGV)との連携も可能「Mujin」

「Mujin」はすべての人に産業用ロボットを、というスローガンを掲げ、モーションプランニングAI技術を基に多くのロボットを提供してます。

事業内容はロボットを中心に多岐に渡り、ロボットを管理する知能ロボットコントローラから無人搬送車(AGV)まで幅広く提供しています。

そのため、無人搬送車(AGV)と組み合わせることで作業者に商品棚まで足を運ばせずに商品を棚入れ、ピッキング工程も自動で行うことが可能です。

ばら積みピッキングロボットも提供している「alinetech」

「alinetech」は複数の業界で培ったノウハウを活かしピッキングロボットなどの多くの産業用ロボットを提供する企業です。また、無造作に並べられた対象物を認識し、ピックアップするバラ積みピッキングに対応したロボットも提供しています。

自動倉庫との連携も可能「OKAMURA」

ニトリも採用した自動物流倉庫システム「AutoStore」を展開する「OKAMURA」はAI技術を用いた精度の高いピッキングロボットを提供しています。

(AGV)に変わる自律移動ロボット(ORV)の開発に乗り出し、物流向けのロボットやシステムを中心を提供、開発をしています。

自動倉庫と連携したピースピッキング

AI技術などの技術革新により、複雑なピースピッキングまで自動化が可能になりました。そのため、商品が多い場合でも入庫から保管、そして出荷までを全て機械で行うことができます。

また、API(アプリケーション・プログラミング・インターフェイス)により倉庫内の作業を全て自動化するサービスを提供する企業もあります。

今後もさらなる技術革新により、様々な物流に関する業務が自動化するされていくことは間違いないでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。この記事ではピッキングロボットについてご紹介致しました。

ピッキングロボットはAIなどの技術革新により、以前は行うことが難しかったピースピッキングなどの業務を行うことが出来るようになりました。

また、ピッキングロボットは導入コストは掛かってしまいますが、導入することで作業の効率化や生産性の向上させることができます。

この記事がピッキングロボットを導入する上で参考になれば幸いです。

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