多頻度小口配送とは?多頻度小口配送を取り入れることで生じる課題も含めて解説します。

近年増加している多頻度小口配送。
確かに多頻度小口配送を導入することで大きなメリットを得ることができますが、多頻度小口配送の増加によって課題も生じています。
そこで、今回は多頻度小口配送を導入することのメリットや課題について多頻度小口配送を取り入れている企業事例も含めて解説いたします。

多頻度小口配送とは?

「多頻度小口配送」とはメーカーが顧客の元へ少量の商品を頻繁に配送する方法のことです。以前は一定量の荷物を一括で配送するのが一般的でした。しかし、現代において、社会や顧客のニーズの変化から必要な時に必要な数だけを配送するという形に変わってきています。

多頻度小口配送の増加による貯蔵型倉庫が果たす役割の変化

多頻度小口配送が増加したことによって、貯蔵型倉庫の使い方も変化しました。
現代の倉庫の使い方も「多頻度」「小口」「少量」「多品種」などの消費者のニーズにマッチしたスタイルが注目されています。そのため、現在の貯蔵型倉庫は配送方法に沿った使い方をすることで、たとえ少量生産であったとしても大きな利益をもたらすことができます。

多頻度小口配送を取り入れることのメリット

多頻度小口配送を取り入れることのメリットとして「過剰在庫リスクの軽減」と「より鮮度が高い製品を提供できる」の2つが挙げられます。この2つの「多頻度小口配送を取り入れることのメリット」について以下で詳しく解説いたします。

多頻度小口配送を取り入れることのメリット①「過剰在庫リスクの軽減」

多頻度小口配送は少量の商品を頻繁に配送する方法のことを指します。多頻度小口配送を取り入れることの最も大きなメリットは「過剰在庫リスクの軽減」です。

多頻度小口配送はアパレル業界や食品業界などの商品の入れ替えが早い業界において有効です。これらの業界は多く仕入れたとしても消費しきれないことが多いです。しかし、多頻度小口配送を利用することで在庫を適切なタイミングで必要な量を仕入れることができるので、過剰在庫になるリスクを軽減することができます。

特に「過剰在庫リスクの軽減」は小売店において有効といわれています。小売店は十分な陳列スペースを用意することが難しいため、ほとんどの商品を在庫として保管しなければなりません。そのため、小売業界において過剰在庫は大きな負担になります。小売店にとって過剰在庫のリスクを軽減することは重要であるため、多頻度小口配送を取り入れることが促進されています。

また、多頻度小口配送は在庫が減り、その分廃棄量も減少するため廃棄にかかるコストも減らすことができます。

多頻度小口配送を取り入れることのメリット②「より鮮度の高い製品を提供できる」

多頻度小口配送は少量の商品を頻繁に配送する方式なので、売り上げが見込める商品を売れる分だけ仕入れることができます。このように売れる分だけ少量で仕入れることができるため、より鮮度の高い製品を顧客に提供できます。この多頻度小口配送のメリットは特に鮮度が重要な生鮮食品に効果的です。

多頻度小口配送の増加によって生じる課題

先ほど、多頻度小口配送を取り入れることのメリットをご紹介いたしました。しかし、多頻度小口配送が増加することによって生じる課題もあります。ここでは、多頻度小口配送が増加することによって生じる課題を2つ解説いたします。

多頻度小口配送の増加によって生じる課題①「小口配送業者の負担と物流コストの増加」

多頻度小口配送が増加すると、配送回数が必然的に増えるので、配送業者の負担が大きくなります。また、多頻度小口配送は輸送効率が悪く、配送料や配達員の人件費が増加するため、物流コストが上昇します。このような物流コストの増加によって、商品の価格上昇が起こり、全体の売り上げ低下に繋がってしまう可能性があります。特に日本は配送料を企業側が負担するため、物流コストを下げることが重要です。

多頻度小口配送の増加によって生じる課題②「CO2排出量増加による環境汚染」

多頻度小口配送によって配送回数が増えると、トラック走行時の二酸化炭素の排出量が増えます。二酸化炭素が増加することによって環境汚染が進行します。全世界が環境破壊防止のために協力している中、多頻度小口配送による二酸化炭素の増加は問題視されています。

多頻度小口配送を取り入れている具体的な企業事例「Amazon」

新型コロナウイルスの影響もあり、日本でもAmazonなどのネット通販の需要が拡大しています。Amazonなどのネット通販はお客様一人ひとりに少量の商品を頻繁に配送するため多頻度小口配送になります。

多頻度小口配送も含めた「セブンイレブン」の配送方法の移り変わり

1987年3月セブンイレブンは米飯共同配送による1日3便体制を開始しました。1日3便体制をとることができれば、ピーク時に欠品することなく、機会ロスを避けることができます。

また、セブンイレブンはこの1日3便体制を4便体制に変更した時期もありました。1989年5月より東京23区内では朝食、昼食、夕食、夜食という1日4食の需要を考慮してより鮮度の高い食品を提供できる4便体制を取り入れました。しかし、この4便体制は店内オペレーション上難しかったのか、間も無く3便体制に変更されました。

そして近年、店に商品が到着してから24時間以上販売できる商品が増えてき増田。そこで、1日2便体制の店舗を沖縄に出店しました。このように、セブンイレブンは地球環境への懸念、配送業者の負担を考慮して多頻度小口配送を減少させるという変革を推進しています。

まとめ

この記事では多頻度小口配送のメリットや課題について解説いたしました。
多頻度小口配送には「過剰在庫リスクの軽減」など大きなメリットもありますが、環境破壊を促進したり、物流コストが増加したりするなどのデメリットも残されています。

それぞれのメリットやデメリットを把握して商品に応じて適切な配送方法を選択することが重要です。

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