そのSaaS、アクティブですか

こんにちは。今日は、いわゆるSaaSについて書いてみようと思う。基礎知識も書いておいたので、読んでみて欲しい。
 
スクラッチとは

スクラッチ開発とは、特定のソフトウェアを使用する発注者がシステム開発会社に依頼し、オリジナルで開発すること。そうすることで、独自のアイデアでシステム構築ができるため、特殊な業務があり、他のソフトではない機能を持たすことができる。また、予算に合わせ開発が可能であり、必要ない機能にお金をかけずに構築が可能。版権が発注者側にあり(←重要)長期にわたって使用でき、一方でメンテナンスも発注者側にあるため、サーバーのメンテナンスや機能改善も発注者が行わなければならない。PDCAを回すのが好きなベンチャーやスタートアップには、不向きなのだ。なぜなら改善により業務フローが変わるたびにシステムの改善も行わなければならず、そのたびにコストがかかる。PDCAの回し好きな企業は、スクラッチでのシステム開発は控えたほうが良い。
 
ASPとは

一方、その対極にあるASPやSaaSでのシステムについて説明しよう。ASPとは「Application Service Provider」の略で、アプリケーションサービス提供者だが、クラウド環境で(インターネット経由)でシステムを提供する会社のことをさす。SaaSは、Software as a Serviceの略でそのソフトのことを言う。したがい、インターネット経由で提供されるソフトウェア(SaaS)とそれを提供する事業者(ASP)は、同じ場合が多いため、同義とされる。現在、職域に特化した営業系なセールスフォース、人事系のスマートHRなどが有名である。また特定の業界に特化したものが、ECの受注管理システムや物流の在庫管理システムである。
 
ASP・SaaSの良いところ

 ずばり、ブラッシュアップが自動的に行われるところだ。スクラッチ開発では、発注者が費用を負担しなければならないが、ASP・SaaSの場合、ASPが費用負担する。例えば、ECの受注管理ソフトの場合、もう、ご存知かと思うが、この日本で受注管理を名乗るソフトは、100を超えるかもしれない。それぞれがほぼ同じ機能を持っている。連携するショッピングモールやカートは、それぞれ異なってくる。だから、自分たちが何をしたいのかを事前に整理し、どのソフトが適しているのかを吟味する必要がある。そこでひとつ調べて欲しい。そのソフトの最後のバージョンアップはいつなのか。
 
そのSaaSはアクティブですか?

そのASPはアクティブか。ASPの提供するSaaSは常にアクティブである必要がある。SaaSは毎月の利用料を払えば使うことが可能だ。ASP側は、ある程度顧客がいれば、何もしなくても毎月定額の利用料が入ってくる。うがった見方をしよう。100万の定額の利用料が入ったとする。従業員を全員解雇しても、仕事をしなくても生活できる。今、あなたが使用しているソフト既に死に体になってはいないか。既に土俵にいないのではないか。今話題のショッピングサイトは対応しているかを調べてみて欲しい。ソフトによっては、どこかのタイミングで開発が止まっている。それに気付いた企業は、SaaSの乗り換えの準備を始めよう。そのソフトよりすばらしいアクティブなソフトは既にあるはずだ。
 
私たちASPはこう考える。

 私たちは、常にアクティブでなければならない。SaaSの多くは、利用者を支える為のソフトウェアである。利用者は、フルマックスで動いている。それを支える我々は、本当ならばその倍動かなければならない。例えば、ご利用者様よりこれできないのというお声を頂くことがある。時にそれが続くと危機感を覚える。それを知らなかったらなおさらだ。2~3回声が上がったら、死に物狂いでそれを調べ、4回目で企画書・稟議書を両方作り(説明してすぐ判子をもらえるように準備する)、5回目では最終決済をもらう。よく考えて欲しい。我々に競合が100社いるとするならば、このスピード感では、かなりの出遅れになる。決済からリリースまで最低1ヶ月、開発・テストが入るのだ。既に10社は開発が終わっているかもしれない。ASPは、ユーザーのいる環境を常に監視し、その環境の変化に合わせ先回りして動き、サービス提供しなければならないのだ。私は、この文章を書きながら、猛烈に反省している。