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BtoCビジネスの特徴・適切なマーケティング手法とは?BtoBやCtoCとの違い・成功事例もご紹介!

Last Updated on 2021年9月7日 by art-mylogi

ビジネスモデルやマーケティング手法について検討する際に、よく聞くのがBtoBやBtoCなどの用語だと思います。BtoBとの比較やBtoCの特徴を理解して、適切なマーケティングを行いましょう!今回は、BtoCの特徴やマーケティングの種類を、成功事例やECとの関連も併せてご説明します。

この記事を監修した人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

BtoBとBtoC、そのほかの種類

BtoBとは?

「Business to Business」

簡単に言えば、企業対企業の取引のことを言います。卸売業者と小売業者、元請け業者と下請け業者など、企業間で行われる取引で比較的商品単価が高いことが特徴です。購入までに時間はかかるものの、市場規模は大きくなります。また継続的な取引関係が構築することが多いため、収益の安定が見込まれます。

BtoCとは?

「Business to Consumer/Customer」

企業と消費者の間での取引を意味します。普段の買い物や食事といった、消費者が代金を支払い、企業が直接商品やサービスを提供するような取引がBtoCです。BtoBと比べれば受注単価は低いですが、買い手は多いため、商品やサービスをより多く売り上げられるかが重要になります。

BtoEとは?

Eとは「Employee」の略です。つまり従業員のことで、自社の従業員も消費者にしてしまうというビジネスモデルです。社員食堂やオフィスコンビニなどが例として挙げられます。通常よりも安価での提供をするなど、福利厚生の一部としても捉えられます。

CtoCとは?

一般の個人間で行われる取引を指します。近年、成長しているマーケットであり、多方面で注目されています。ネットオークションやフリマサイトのように、インターネットやSNSの普及と進化により急速に発展しているビジネスモデルです。CtoCビジネスは“シェアリングエコノミー”とも呼ばれ、個人の資産を商品として販売するという形態を取っています。

DtoCとは?

DtoCとは「Direct to Consumer」の略であり、企業が仲介業者を介さず、直接消費者に向けて販売を行う形態を指します。、ECサイトの普及により、メーカー企業が従来のように小売業者などの販売力に頼らずとも、自社ECサイトでの商品販売が可能になったことで、最近注目され始めています。

BtoCの特徴

企業間取引であるBtoBで重視されるのは、「利益の追求」です。そのためBtoBでは、商品のコストパフォーマンスや機能についてを数字で表し、その合理性が購入の決め手になります。しかし、BtoCの場合では一般消費者が重視する点が企業とは異なってきます。

特徴その①その時の感情や感覚が決め手になる

例えば、お気に入りのブランドやデザインだったり、「広告で見て気になったから」という理由だったりと、合理的かではなく感情や感覚によって購入の是非が決まります。ブランドイメージを洗練させる、感情に訴えかけた広告をつくるなどの施策が効果的になってきます。

特徴その②購入までの期間が短い!

BtoCでは、消費者の意思決定はその時の感情が大きく影響します。そのため購入までの検討期間も短くなってくるので、消費者の購買意欲が上がったタイミングで購入できるような仕組み作りも重要になってきます。

特徴その③見込める消費者数が大きいので、マーケティング手法はオンラインが効果的!

レビューマーケティングやSNSマーケティングなど、安価でかつ効果的な施策が行えるのも特徴です。BtoBに比べればリピート注文の割合は低いので、その分マーケティングにより顧客を増やす努力が重要になってきます。対象顧客数が大きいことはメリットと言えますが、個々人バラバラでの購入となるためニーズの把握が難しいです。

BtoCのマーケティング法

数多くあるマーケティング手法の中から、BtoCビジネス向けの手法をご紹介します。

・マーケティングオートメーション(MA)

マーケティングオートメーション(MA)とは、見込み客を顧客に育成していくためのデジタルマーケティングを、手助けしてくれるツールのことです。顧客がどのページをどれくらい見て遷移しているのか、何に興味を抱いているのかなどの顧客情報を収集し、蓄積することができます。そして、それらの情報を分析し適した施策を自動で起こしてくれます。顧客の興味関心に合わせ、最適なタイミングでの情報提供が可能になり、収益の向上も見込めるツールです。

リードナーチャリング

リードナーチャリングとは、見込み客の育成です。リードナーチャリングは、まだ顕在化していない見込み客のニーズやウォンツを育成して、顕在顧客にするプロセスのことです。リピート数は少ないが対象顧客数が莫大であるBtoCビジネスにおいて、新規顧客の育成であるリードナーチャリングは重要な考え方です。そして、このリードナーチャリングを的確かつ機動的に行うために、必要不可欠な存在がマーケティングオートメーションなのです。

・SNSマーケティング

不特定多数の個人をターゲットにしているBtoCビジネスにおいて、SNSは情報を発信し、届けるツールとして最適であると言えるのではないでしょうか。BtoCの短い購買サイクルにおいてインフルエンサーや多くの他人の「評価」は意思決定に大きな影響を与えます。「リツイート」や「シェア」機能は、これらの影響をさらに肥大化させることができるでしょう。また、誰でも気軽にアカウント運営を始められることから、コストパフォーマンスの良い広告を打つことも可能です。種類も豊富なSNSですから、自社のターゲット層と各SNSの利用者層を照らし合わせながらのマーケティング手法が有効です。

・コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングとは、お客様に向けて興味や関心を持ってもらえるコンテンツを作成し、顧客行動を喚起するマーケティング手法です。動画やブログなど、いろいろな形のものがありますが、見込み顧客獲得のため作成されたものであればコンテンツマーケティングと呼ぶことができます。何か気になるものがあり、そのことについてネットで検索しているところを想像してみてください。そこには興味をさらに惹かれるコンテンツがあり、商材の紹介ページまでの導線があれば、見込み客にスムーズに自社商品をアピールすることが可能でしょう。

アーンドメディア

アーンドメディアとはSNS広告のことです。アカウントのツイートや投稿内容から、個別に親和性の高い広告をを表示することで、広告効果を高めます。

・レビューマーケティング

SNSマーケティングと同じように、他人の評価が影響力を持つという点を利用したマーケティング手法となります。顧客は、自社商品の購入者によるレビューやインターネットメディアの記事などを参考に、商品の購入を検討します。なかなかレビューが増えなかったり、誹謗中傷がまぎれていたりもするので、レビューを増やすためにクーポンをプレゼントするなど、工夫も必要になります。

BtoCの成功事例

「株式会社良品企画」

無印良品の株式会社良品計画が運営しているのが、「くらしの良品研究所」です。アイテムに関連する豆知識などを発信するコラム中心ですが、メディア内には「IDEA PARK」という、新商品のリクエストなどを受け付けているコーナーが設けられています。ここに投稿されたリクエストにはスタッフが直接返信をし、より顧客とのつながりを深めるためのコンテンツマーケティングとなっています。

「花王株式会社」

花王株式会社が運営するマイカジでは、家事に特化した情報を掲載しています。注目すべきなのがカテゴライズ方法で、洗濯や掃除など家事の分類や、「テキパキ」や「シェア」など、顧客のほしい情報をより顧客目線で分類しています。そして、記事の最後に自社の関連商品を紹介することで、商品の購入にもつなげています。

「株式会社マネーフォワード」

一般個人向けの家計簿アプリや、個人事業主や中小企業向けの各種会計ソフトを提供する株式会社マネーフォワードでは、「MFクラウド」というオウンドメディアで会計に関する記事を発信し、見込み顧客の顧客化につなげています。また、記事下に設置したバナーに誘導することで見込み顧客を獲得する方法に成功しています。

BtoCはECに強い!?

ECの分野におけるBtoCは「BtoC-EC」と呼ばれます。消費者向けのネットショップや動画・音楽配信サイトなどがBtoC-ECに該当し、国内のBtoC-EC市場規模は2019年で約19.4兆円となっています。前年の18兆円、一昨年の16.5兆円と比べてもどんどん進展してきていることがわかります。日本国内のEC化率は6.76%とまだまだ低めですが、右肩上がりに増加していますから、これからも成長が見込める産業だということがわかります。

また、キャッシュレスの流れが与える影響も大きく、今では多くの消費者がECでのキャッシュレス決済を利用しています。キャッシュレスとネットショッピングは切り離せない関係にあり、今後キャッシュレスが普及していけば、顧客獲得にもECが重要になってくるでしょう。

さらに、現在では新型コロナウイルスの流行により、感染予防の観点からも実店舗よりも人の手を介さない・出歩かなくて良いECでの買い物の需要が伸びています。今後、新しい日常下では、EC化率はどんどん上昇していくだろうと予想されます。

まとめ

BtoCビジネスの面白いところは、顧客の率直な感想を聞けるという点ではないでしょうか。対象顧客数が多い分顧客のニーズもバラバラで、すべてのニーズを把握し答えていくことはとても労力を必要とすると思います。しかし、そんなBtoCビジネスでも、ツールやマーケティング手法を取り入れて改良を重ねた末に、多くの顧客から嬉しい声をいただいた際には大きなやりがいを感じられることでしょう。今後、新しい施策やトレンドが生まれてくると思いますが、それらも敏感に察知して柔軟に取り入れていきましょう。

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自動倉庫のメリット・デメリットとは?種類なども合わせてまとめてみました!

Last Updated on 2021年12月21日 by art-mylogi

物流業界でもデジタル化・自動化が進んでいる近年、『自動倉庫』にも注目が集まっています。
これからの未来、自動倉庫は人手不足が課題とされている日本の物流業界にどのような影響をもたらすのでしょうか?また、高額な自動倉庫導入費用に見合った費用対効果は生まれるのでしょうか?今回はそんな自動倉庫について導入の際のメリット・デメリットや把握するべき種類なども合わせてまとめてみましょう。

この記事を監修した人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

自動倉庫システムとは

自動倉庫システムとは、『オートメーションシステム』を導入した倉庫のことを指します。
商品や製品を入庫し、保管そして出荷までの一連の倉庫内での流れを一元管理します。この管理を行うコンピューターのことをオートメーションシステムといい、在庫管理装置なども倉庫内に設置して、それぞれの倉庫に適合する独自の管理システムを構築していきます。スタッカークレーンや制御装置なども必要に応じて設置し入出庫作業を自動化していくので、従業員の作業工数は減り、様々な側面で大変便利なシステムとなっています。
しかしこのように倉庫に合わせてカスタマイズを行っていくシステムなので、倉庫の内装や作業内容によって適したシステム構築に高額な費用がかかってしまう場合もあります。

自動倉庫の種類

自動倉庫にはいくつかの種類が存在しています。

バケット自動倉庫

バケット自動倉庫は不定型の商品や製品を小型バケットで保管できるタイプの立体自動倉庫です。

パレット自動倉庫

パレット型はパレット単位での製品や部品保管に最適な自動倉庫システムです。
高層ラックに保管するため、高さ方向を有効活用します。
建築一体型(ビル式ラック)にも既存の倉庫にも設置する事ができ、無人搬送車との組み合わせなども実現できます。

フリーサイズ自動倉庫

商品のサイズや形状・重量に囚われずフレキシブルな収納を実現する自動倉庫です。
コンテナ、段ボールケース、トレイなど、形状や重量に囚われず収納できるので、商品種類が多い場合にも特殊な商品を取り扱う場合にも対応可能です。

移動棚(ムービンラック)型自動倉庫

移動棚型とは棚そのものを移動台車に乗せ、密集保管を可能にする電動式タイプの自動倉庫です。棚自体が移動するので、倉庫内スペースを最大限に有効活用にし、保管効率やピッキング効率を向上させます。

縦型式回転棚

縦型式回転棚も省スペースを実現する設計であり、高さ方向を有効活用します。
入出庫を集中して管理するため、在庫を探したり集荷させる必要がありません。

冷凍・冷蔵対応自動倉庫

冷凍・冷蔵対応自動倉庫では冷蔵・冷凍品を常に保管温度・湿度をコントロールして保管物の品質や鮮度を管理するタイプです。冷蔵系の倉庫内では人間の作業時間が限られているため、低温物流の分野でこの自動倉庫は特に役立ちます。

傾斜式流動棚(ユニスルー)

傾斜式流動棚はパレット単位で水平に搬送し、ストレージする保管管理方法を行っています。
フォークリフトでの入出庫だけでなく、スタッカークレーンを容易に組み立て、荷捌き作業を行う事ができます;。

上記以外にも自動倉庫の種類・タイプは多く存在しています。自社で取り扱っている商品や製品の特徴に合わせたシステムを選定する必要があります。また、自社に適合するシステムがわからない場合はコンサルタントなどへの相談もおすすめです。

自動倉庫のメリット

自動倉庫導入のメリットは以下の通りです。

生産性・作業効率向上

今まで人間が行っていた入出庫及びピッキング作業などの倉庫内業務を自動化する事で、
従業員の負担や安全性が向上します。また、ロボットは24時間稼働する事ができるので、
生産性が上がり、従業員は長時間作業や煩わしい交代制に対応する必要がなくなります。

省スペースの実現

自動倉庫システム導入によって、通路なども効率的に配置するだけではなく、倉庫内の人の手が届かないような高さ方向のスペースは特に有効活用を実現します。

ヒューマンエラー の削減

物流業務でミスの多いピッキング作業もロボット化・自動化する事ができるので、ミスを大幅に削減する事ができます。
商品の取り違いなどによるトラブルやエラーを削減できます。

品質安定

システム導入は品質安定も実現します。先入先出しを可能にし、品質の高い状態を担保できます。

自動倉庫のデメリット

デメリットは以下の通りです。

導入コストが高額

自動倉庫システムは便利な反面、イニシャルコストが必要なため導入費用は高額です。
初期費用こそ高いですが、長期的な視点で見ると費用対効果は高いので、導入の価値を感じる事業者様も増加しています。

荷主の固定

自動倉庫の種類によっては保管方法が固定されるため、保管方法に適合する荷主を顧客にする必要があります。そのため業務の固定をしなければなりません。

季節変動に対応必須

業種や商品・製品によっては季節を含む様々な要因で在庫量を大幅に変動させなければなりません。
そのため自動倉庫システムの中でも柔軟性が必須であり、それに伴いシステムもハイクオリティーかつ高額な構築になってしまいます。

随時機械トラブル・システム障害に対応

機械を扱う以上課題になってしまうのが機械トラブルやシステム障害への対応力です。
滅多に起こることはないとはいえ、いざ怒ってしまった時にも冷静に対応する必要があります。
トラブル時のマニュアルもしっかり構築するだけでなく、充分なシステムのサポートを提供する企業を選定する必要があります。

自動倉庫意外に倉庫内業務を効率化する方法

このようなデメリットによって自動倉庫システム導入を躊躇しているが、現場の倉庫内業務は改善したいという事業者様には以下の方法をご紹介します。

選択肢1:他社の自動倉庫を利用する

上記にもある通り、導入コストが高額であることは間違いありません。
その点で導入を迷っていらっしゃる事業者様には他社の自動倉庫を利用するという方法もおすすめです。倉庫内業務を一括でアウトソースする事ができ、人員不足やコスト削減にもつなげる事ができます。

選択肢2:WMS導入

WMSとは倉庫管理システムのことであり、入出庫や保管などの倉庫内業務の効率化を目指すシステムです。
現在では既にある社内の基幹システムとの互換性もしっかり考慮したシステムが多く、保管ルールにも縛られないため、導入しやすいシステムとなっています。このシステムも入出庫やピッキング業務の改善を実現してくれます。他にもメリットが多いので、この機会にぜひ自動倉庫システムと合わせてご検討していただけますと幸いです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
自動倉庫システムは様々な種類があり、それぞれの特徴は全て倉庫内の業務を効率化するためにある事がおわかりいただけましたでしょうか。
自社に適合する自動倉庫システムが見つかりましたら、ぜひこの機会に導入をご検討ください。

関連記事

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クラウド型倉庫管理システム(WMS)とは?ECサイト向けシステム4選比較!

Last Updated on 2021年12月21日 by art-mylogi

現場でのミス防止や、業務の見える化、コスト削減など、様々な効果が期待できる物流管理システムの一つとして、「倉庫管理システム(WMS)」が挙げられます。WMSの種類として、オンプレミス型・パッケージ型・クラウド型の3つに分けることができます。
今回は、クラウド型倉庫管理システム(WMS)に関して、おすすめシステムの比較や導入のメリットをご紹介します。

倉庫管理システム(WMS)とは

Warehouse Management System“の略であるWMS、別名「倉庫管理システム」とは、倉庫内における実際の「モノ」の管理を目的とし、入荷から出荷まで、倉庫内で発生する、在庫管理や入庫管理などといった、業務の管理も行います。

倉庫管理システム(WMS)がもつ代表的な機能として、「入出庫管理」「在庫管理」「棚卸管理」「返品管理」「帳票管理」が挙げられます。各作業において、モノとそれらに関する情報の一元管理を実現し、データと実物で差異や、その他作業における人的ミスの発生を防ぎます。

人的ミス発生を防止するほかにも、倉庫内での現場作業の効率化や、リアルタイムでの業務の見える化コスト削減など、WMS導入によるメリットは複数挙げられます。一方で、導入の際の初期費用や、ランニングコストなどのコストが発生したり、システム導入に伴う作業の変更点などを社内で浸透させる際のハードルの高さなど、懸念点も生じるます。したがって、導入を検討する際には、倉庫内業務における課題の洗い出し、導入目的、希望する価格帯などを明確にする必要があるでしょう。

倉庫管理システム(WMS)と物流管理システムの違い

物流に関連するシステムは複数あり、WMSもその一つとなります。物流管理システムとWMSの違いとして、「網羅できる業務範囲」が挙げられます。

物流管理システムは、商品の仕入れや生産から、顧客への配送までに発生するモノや情報、業務を管理するシステムで、「倉庫管理システム(WMS)」と「配送管理システム(TMS)」に分けられます。つまり、WMSは、一種の物流管理システムであり、その中でも、倉庫内で発生するモノや情報、業務の管理を行います。

倉庫管理システム(WMS)の種類

倉庫管理システムは「オンプレミス型」「パッケージ型」「クラウド型」に分類することができます。
それぞれ特徴やメリット、デメリットをご紹介します。

オンプレミス型

オンプレミス型WMSでは、自社のニーズや業務フローに合わせて、一からシステムを構築します。
メリットとして、「自由にカスタマイズできる」「システムやソフトウェアなどを自社で管理できる」「外部要因に左右されることなく、安全性が高い」などが挙げられます。

一方で、「構築にコストがかかる」「システム構築に多大な時間を要するため、運用開始までに時間がかかる」「短期または中期的な使用には向いていない」など、デメリットも挙げられます。とりわけ、システムを一から構築するオンプレミス型WMSを導入する場合は、システム構築を外部委託するケースが多く、売上が確立されている大規模のECサイトや倉庫を有している事業者におすすめであるといえるでしょう。

パッケージ型

パッケージ型WMSでは、ベンダーによって既に構築されたソフトウェアを購入し、自社のPC等へインストールすることで、システムを利用します。メリットとして、「短期または中期的な利用もできる」「システム導入までの時間を削減できる」が挙げられます。

パッケージ型WMSのデメリットとしては、「カスタマイズ可能な範囲が限定されている」「システム導入に伴い、社内で既に使用しているシステムや、業務フローの変更が必要になるリスクもある」「ソフトウェアのバージョンアップなど、外的要因に左右される」などが挙げられます。

最近では、インターネットの普及に伴い、次にご紹介するクラウド型システムが浸透していることで、パッケージ型WMSの需要が減ってきていることも事実です。

クラウド型

クラウド型WMSでは、サーバによって提供されたシステムを、インターネットを介して遠隔からPCやタブレット端末、スマートフォンなどによって利用することができます。メリットとして、「システム構築の必要がなく、導入コストを抑えられる」「導入までがスピーディー」「短期的または中期的な利用ができる」「インターネット環境があれば、場所を問わないため、現場以外の場所からも操作できる」などが挙げられ、導入や運用の手軽さ、シンプルさが目立ちます。

一方で、「オフラインでは利用できない」「システムのサーバを自社で管理できない」「システムのバージョンアップなど、外的要因に左右される」「カスタマイズ可能な範囲が限定されている」などといった懸念点も挙げられます。

数多くのシステムが提供されているWMSを選定する際には、上記3タイプから絞り込むことが必要となります。自社で抱える課題や目的を明確にすることで、コストや使用したい期間導入にかかる操作のシンプルさセキュリティ運用開始までのスピードなどから重視する点を洗い出し、それぞれ優先順位を設定していくと、スムーズな選定が可能になるでしょう。

クラウド型倉庫管理システム(WMS)の需要が高まっている要因

オンプレミス型、パッケージ型、クラウド型のWMSの中でも、近年ではとくにクラウド型WMSの需要が高まっています。実際に、オンプレミス型で構築した、既存のWMSを、そのままクラウド化するというケースもしばしば見受けられます。

柔軟なカスタマイズが可能なオンプレミス型や、既存ソフトウェアを利用するパッケージ型の中でも、クラウド型WMSが注目される要因は以下の通りです。

①コストパフォーマンスが高い

クラウド型WMSでは、導入の際に初期費用が発生しないシステムも多数存在します。多くのシステムでは、ECサイトや倉庫、商品の数量などに合わせた複数のプランが用意され、「月額固定制」もしくは、件数に応じて価格が変動する「従量課金制」の2つの料金体系が主流となっています。

そのため、クラウド型でありながら、自社のニーズや状況に合わせたシステムを、比較的低価格で利用することができます。

②カスタマイズの自由度も上がってきている

オンプレミス型と比較すると、カスタマイズの柔軟性が劣るクラウド型ですが、各社が提供するオプション機能を随時追加することで、従来よりも自由な機能の拡張が可能になっています。さらに、受注管理システムや在庫管理システムなどといった、その他の外部システムや、出店または出品しているECモールとの連携に関しても、多くのシステムで対応することができます。システム選定時に、自社の既存システム等の連携の可否を確認するようにしましょう。

③ネット環境さえあれば遠隔からの利用が可能

ソフトウェアの自社PCへのインストールが必須なパッケージ型や、オンプレミス型と比べ、インターネット環境さえあれば利用できるクラウド型WMSは、遠隔からの操作も可能です。そのため、倉庫などの現場と、事務所等が離れている場合であっても、常にリアルタイムで在庫情報などを確認、管理することができます。

また、利用するシステムやプランによって、使用できる管理者数が制限されているケースがほとんどですが、クラウド型WMSであれば、複数人でシステムを管理することが可能であるため、より容易にそして、確実に情報共有を行うことができます。

④導入前にお試しで利用できる

クラウド型WMSであれば、短期的または中期的な利用も可能です。そのため、ECサイト等での売上向上に伴い、倉庫など現場での業務が煩雑化し、「とりあえずWMSを使ってみたい」というご担当者様でも気軽に利用することができます。

さらに、システム導入前に、無料トライアルサービスを提供しているシステムも多く、実際に使用できる点も、クラウド型WMSの強みであるといえるでしょう。無料トライアルであるため、短期間の使用になりますが、自社に合っているかどうかを見極めたり、別途必要または不要な機能を認識したりできるため、スムーズな導入、効果的な運用が可能であるといえるでしょう。

クラウド型倉庫管理システム(WMS)4選

クラウド型倉庫管理システム(WMS)4選を、それぞれの特徴や料金体系をふまえて比較します。
ぜひ参考にしてみてください!

mylogi

EC運営会社が作ったシステムなので、EC事業者の立場にたったサポートも可能です。
多くのモールへの展開にも向いており、独自の正確性によって正しい在庫状況を随時把握できます。
また、越境向きでもある今話題のshopifyと公式にパートナー認定されているため、shopifyに特化したシステム提供も実現しています。
初期費用が無料になりました!詳しくは→
mylogiプランについて

料金体系
初期費用 無料
月額費用 ¥8.800~

AiR Logi

運営会社 株式会社コマースロボティクス
特徴
・低コストでの導入が可能、コストパフォーマンスに強み
・ハンディーは、無線LANのない環境下での利用も可能
・ECにおける主要な外部システム、モール等との連携にも対応

料金体系
初期費用 ¥35,000
月額費用 ¥100,000~
ハンディーレンタル料 ¥6,500/月

COOLa

運営会社 株式会社ブライセン
特徴
・最短2週間で導入完了
・一体型帳票により、帳合作業や封入ミスを削減
・各作業員ごとの生産性を確認し、最適な人員配置を実現

料金体系
初期費用 お問い合わせにて
月額費用 お問い合わせにて
※ログイン可能ユーザー数による課金はなし

@wms

運営会社 株式会社アトムエンジニアリング
特徴
・ニーズに合わせて「パブリッククラウド型」「プライベートクラウド型」「自社導入型」から選択可能
・セキュリティに強み
・作業の進捗状況を徹底管理

料金体系
お問い合わせにて

W3SIRIUS

運営会社 株式会社ダイアログ
特徴
・複数拠点の一括管理に強み
・独自のユニットシステムにより、在庫やデータを一元管理
・データや外部システムとの連携、機能拡充にも柔軟に対応

料金体系
お問い合わせにて

上記以外にも、多くのWMSが存在します。その他おすすめクラウド型システムや、オンプレミス型・パッケージ型WMSは下記記事にて言及しています。ぜひ参考にしてみてください!

まとめ

いかがでしたでしょうか。
近年、構築までのスピードや、高いコストパフォーマンスなど、多くのメリットを有するクラウド型倉庫管理システム(WMS)の導入が増えてきています。選定時には、導入目的や、解決したい物流課題を明確にすることに加え、無料トライアル期間を利用してお試しでの使用も効果的です。ぜひ参考にしてみてください!

在庫管理や費用でお悩みの方へ

このようなお悩みをお持ちの企業ご担当者様へ

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ECサイト運営 アートトレーディングサービス紹介動画

楽天市場で出店する方向けにおすすめの受注管理システムについて紹介!

Last Updated on 2021年12月21日 by art-mylogi

楽天市場で出店する方向けにおすすめの受注管理システムについて紹介!

楽天市場やamazonをはじめとするECサイト(electronic commerce site)は規模を拡大し続けています。ネットでの売上を伸ばすことはさまざまな企業にとって年々重要性を増していると言ってよいでしょう。そこで今回は楽天市場への出店を考えている方向けに受注管理システムについてご紹介します。

この記事を監修した人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

楽天市場の特徴と受注管理において気を付けなければならないこと

楽天市場は他ECサイトと比べても圧倒的な集客力を誇ります。Amazonなどは一つの商品を複数店舗が販売するという形式のため価格の競争が激しくなっていますが、楽天市場は店舗としての独自性を重視しており、店舗のブランディングが可能になっています。そのため一つの商品に売れ行きが集中することが少ない傾向があるのです。つまり多くの種類の商品が売れるためその受注管理は複雑になります。また実店舗での販売も行っている場合、在庫管理の複雑性は高まります。

受注管理システムとは

通常、受注管理は人が伝票の確認や注文の受付、在庫の確認などをする必要がありますが、受注管理システムは受付から出荷までの工程を一元化して自動化します。詳しくはこちらの関連記事をご覧ください。

受注管理システムとは?特徴や選び方、おすすめシステム10選もご紹介!

楽天市場で受注管理システムを使用する目的

楽天市場は出店者の信用を重視しているため、他ECサイトと比べて出店審査が厳しいです。事業に不安な部分がある場合審査に通らない可能性があります。そのため自力での受注管理に不安がある場合は受注管理システムを導入するべきです。受注管理システムは受注に関する作業時間を削減したり、人為的なミスをなくすために使用します。上記でも述べたように受注管理は複雑な作業を必要とし、大量の注文の中で埋もれてしまう、というようなミスも発生します。受注管理システムの導入にはコストがかかりますが、その分人件費と時間の削減につながります。詳しくはこちらの関連記事をご覧ください。

受注管理システムとは?特徴や選び方、おすすめシステム10選もご紹介!

楽天と相性の良い受注管理システム3選

楽天市場と相性の良い受注管理システムを3つ厳選してご紹介します。
1.mylogi
2.Rakuten RMS Service Square
3.Robot-in

1.mylogi

アートトレーディング株式会社が提供する物流サービスです。アートトレーディング株式会社はECサイト運用代行を行っているため、ECサイトに合わせた倉庫管理システムです。複数倉庫管理や自動出荷などの機能が充実しており、簡単なUIが特徴となっています。1か月の無料期間があるため、受注管理システムが店舗のスタイルに合うかどうか試せることも魅力です。

ワンポイントカスタムという強みがあり、業種に合わせた専用の機能を追加することも可能です。例えば運営しているショッピングモールの数だけ注文データの吸い込み口を追加するなどの対応が可能です。

初期費用が無料になりました!
詳しくは→https://www.mylogi.jp/mylogiplan2020/

2.Rakuten RMS Service Square

楽天市場公式の店舗運営サービスです。R-Backofficeという受注管理システムを使用します。公式の受注管理システムのため信頼感があります。受注管理だけではなく、商品撮影や楽天市場に出店するためのノウハウを教わることができ、初心者の方にもおすすめです。

3.Robot-in

ハングリード株式会社が提供する受注、顧客管理サービスです。楽天ペイとの互換にいち早く対応したサービスです。楽天ペイは電子決済サービスであり、楽天市場でも徐々に導入が始まっています。

さいごに

いかがでしたか。
ECサイトは時間や場所を選ばずに利用することができ、多くの人の目に留まります。しかしその分同業種の商品も人々の目に留まり、競争は激しくなります。そこで受注管理システムを導入し、業務のクオリティを上げることによって競合他社への差をつけることができるのではないでしょうか。

関連記事

・【ECサイト向け】受注管理システム比較|受注管理システムとは?機能やサービスの選び方などを徹底解説
・ECでの受注管理とは?エクセル・システムのメリットをご紹介!
・Amazon出店の受注管理を徹底解説!セラーセントラルやおすすめ受注管理システムも含めてご紹介

ECサイト運営 アートトレーディングサービス紹介動画

小規模導入できるおすすめ在庫管理システム10選比較!

Last Updated on 2021年12月21日 by art-mylogi

『最近売上が予想外に伸びてきたため在庫管理が急に大変になってきた。』
などの悩みはございませんか?今回はそんなお悩みがあるかつ小規模倉庫を運営されている事業者様に向けて倉庫内在庫管理システムをご紹介いたします。

この記事を監修した人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
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小規模在庫管理システムの選定ポイント

在庫管理は複雑であり、なかなか一筋縄ではいかないため管理方法を誤って余剰在庫を出してしまうなど適正在庫を保てない可能性があります。在庫の状況を常に把握し、適切な在庫管理を行うためには在庫管理システムがおすすめです。
在庫管理システムの選定ポイントは以下の通りです。

自社との適合性はあるか

在庫管理システムは多様性があるため、自社に適合するシステムを選定することが重要となってきます。
何の業種に特化しているシステムなのかなども選定基準に有効活用できる情報です。

情報登録方法がわかりやすいか

入出庫情報などの入力はミスが最も起きやすい業務でもあるため、迅速かつ正確に入力できるということも特徴です。

カスタマイズ性があるか

自社に適合する形にカスタマイズできるかどうかも重要です。
また、在庫数の変動によってカスタマイズできるシステムである方がおすすめです。

料金体系に納得できるか

システム導入には初期費用だけでなく、システム維持費や管理にかかるコストもあります。
長期的に見てコストパフォーマンスがいいかどうかをしっかり吟味しましょう。

システムとの連携はスムーズか

他のシステム、例えば受注管理システムなどとの互換性や連携のスムーズさも重要です。
既にある基幹システムや今後導入する可能性のあるシステムなども視野に入れる場合、
連携のスムーズさを導入前に確認しましょう。
トライアルなどのサービスを行なっているシステムもおすすめです。

セキュリティは万全か

情報漏洩などのトラブルを避けれるようセキュリティ対策が万全であるかをしっかり確認しましょう。

サポート、アフターケアは充実しているか

システムには導入後にどのようなシステムエラーが起きるか予測仕切れない部分もあります。
何かあったときのアフターケアの対応がしっかりあるシステムを選定しましょう。

在庫管理システム10選

それではおすすめのシステムをご紹介していきましょう。

mylogi

EC運営会社が作ったシステムなので、EC事業者の立場にたったサポートも可能です。
多くのモールへの展開にも向いており、独自の正確性によって正しい在庫状況を随時把握できます。
また、越境向きでもある今話題のshopifyと公式にパートナー認定されているため、shopifyに特化したシステム提供も実現しています。
詳しくはコチラ▶︎

初期費用が無料になりました!
mylogiプランについて

アラジンオフィス

豊富な導入実績を誇るアラジンオフィス。
業種別に特化したそれぞれのシステムを提供しています。
カスタマイズ性も他システムとのシームレスな連携も実現します。
詳しくはコチラ▶︎

楽商

固有業務に対応しているシステム。
確かな実績があり、大手モールとのパートナーシップも結んでいるため、安心して大手モールや多店舗展開が可能です。
詳しくはコチラ▶︎

eeeCLOUD在庫管理システム

様々な規模に対応しているシステムで、低価格なのに高品質を実感できます。
サポート体勢も万全です。
詳しくはコチラ▶︎

Goo2マネ(在庫管理)

日立が提供するGoo2マネ。
在庫管理だけでなく、貸出管理や現品管理にも向いています。
また、セキュリティーにも特化しているため、安心して導入できます。
詳しくはコチラ▶︎

kintone

脱アナログをモットーにハイクオリティーな管理システムを提供しています。
導入によって作業工数を大幅にカットできることが強みで、見やすいデータ集計グラフなども提供しています。
詳しくはコチラ▶︎

スマートマット

在庫の重さを検知して、その在庫の残量をスマートクラウドに保存します。
シンプルなUIで使いやすいシステムです。
商品の下にスマートマットと言われる独自のマットを敷いて測定するという方法を活用しています。
簡単かつわかりやすく正確に在庫数を測れることが魅力の一つです。
詳しくはコチラ▶︎

SMILE V 販売

売掛や買掛などもしっかりカバーして在庫管理を行います。
リアルタイムに在庫状況を把握し管理できます。
在庫管理から経営戦略まで協力なサポートがある点も強みの一つです。
詳しくはコチラ▶︎

AMI(G2)

グローバル・オムニチャネル指向の倉庫管理システムです。
マルチ言語対応で越境ビジネスに役立つこと間違いありません。
詳しくはコチラ▶︎

エグゼクイント

データ分析の経営情報支援機能が在庫管理と経営戦略をサポートします。
様々なビジネス形態や業種に特化しているため、どの業種でも安心して導入できます。
カスタマイズ性にも富んでおり、低価格で提供可能な事も魅力です。
詳しくはコチラ▶︎

まとめ

いかがでしたでしょうか。
上記のシステム以外にも多数のシステムが存在しています。
自社に適合するシステムを選定しましょう。

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・在庫分析とは?方法や、在庫最適化を目指すために管理すべき指標を解説します
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物流サービスとは?サービスの種類を一覧でまとめました

Last Updated on 2021年12月21日 by art-mylogi

物流とは物的流通の略で、商品や製品を物流工程を経て届けたい場所まで届ける事を言います。
では、そんな物流における物流サービスとはどのようなサービスがあるのでしょうか。
一覧にしてまとめてみましょう。

この記事を監修した人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

物流サービスとは

物流サービスとは倉庫や物流センターなど物流に関する業務を中心に、物流を最適化するために存在するサービスの事を指します。
そもそも物流には大きく分けて次のような5つの業務があり、それぞれの業務や物流戦略に沿ったサービスがあります。

例えばこれらの業務の中でも倉庫業務内容は複雑で、細分化すると多くの工程と課題があり、改善サービスを必要としている場合が多くあります。
では早速そのサービスの内容を業務別にまとめていきましょう。

物流サービス業務種類別一覧

物流に関する管理サービスについてまとめてみました。

受注業務サービス

受注管理業務の内容としてはお客様からの注文を受けた商品や製品の在庫の有無を確認し、出荷依頼を済ませ、発送の準備が整い次第お客様にご連絡するという流れになっています。
思ったよりも手間がかかるかつミスも起こりうる業務であり、複数店舗を所有していたり開発に時間をかけたいなどの課題をお持ちの事業者様にとって大変負担のかかる作業です。

受発注管理システム

受注や発注に関する業務をシステム化することで、担当者の負担を軽減させます。
受注漏れなどのミスも防ぐことができ、トラブル防止にもなります。
また、社内での情報共有も簡単なので、煩わしい確認作業もなくなります。

流通加工業務サービス

流通加工とは製造された商品に最も適した方法で梱包したり、商品に検品シールや値札を貼り付ける作業の事を指します。
お客様の手元に商品や製品が届く過程を最適化するだけでなく、顧客満足度も向上させる目的があり、直接的にお客様へ影響しやすい作業でもあります。
このような流通加工には大きく2種類のサービスがあります。

生産加工サービス

食品などの切り分けや商品の組み立てなどが含まれます。
パソコンなどの精密機械を組み立てたり、各種情報関連機械のセットアップまで行ってくれます。
取り扱いが難しい反物の裁断や巻き直しも行っているサービスもあります。
また、梱包も生産加工の一つです。
商品によっては割れ物や個性的な形状のものもあり、専用の梱包材が必要です。
商品種類が多かったり、シーズンによって取り扱う商品の種類に変動があるような場合、その度に梱包材を自社内で検討・別途発注する必要がなくなります。

販促加工サービス

販促加工は商品に付加価値を付けるために最も重要な加工です。
検品・検針シール一つあるだけでお客様からの安心と信頼を獲得できる可能性が向上します。
また、ハンガー掛けや食品の小分け・袋詰めなども行います。
お客様のご要望によってはギフトラッピングやメッセージカードの同封などもしています。

倉庫業務サービス

倉庫内での業務は倉庫の種類や数によって異なりますが主な作業内容は『入庫』・『検品』・『流通加工』・『ピッキング』・『仕分け』・『梱包』・『出庫』があります。

WMS(倉庫管理システム

倉庫内全体の業務である『入庫』・『出庫』・『在庫管理』をデジタル化するシステムで、倉庫の種類や数に応じたサービスが用意されています。

入出庫・商品管理サービス

入出庫・商品管理は倉庫内業務でもありますが、特にミスの多い作業なので注意が必要です。

在庫管理システム

在庫管理業務には『入庫』・『出庫』・『棚卸』があります。
それぞれの業務内容をエクセルなどで管理する事も可能ですが、ミスや手間が増えてしまいますが、在庫管理システムによってそれらの業務を全て自動化する事ができます。
導入コストも低価格のサービスが多く、基幹システムとの互換性を考慮した導入方法を選択する事ができるため導入しやすいシステムとなっています。

輸送・配送サービス

輸送とは商品や製品を長距離運ぶ事を言います。
工場から物流センターに運ばれる時も輸送といい、一時輸送と呼ばれる事もあります。
例えば、船や飛行機で国外に商品や製品を輸送する場合にはそれに特化した輸送サービスが必要です。そんな時に活用すべきなのが輸送サービスです。
また、配送とは二次輸送とも言われ、輸送された商品や製品をエンドユーザーにまで届ける事をいい、比較的短い距離である事がほとんどです。

国外物流サービス

国内の遠方だけでなく、国外への物流もサポートします。
海上・航空貨物のフォワーディング業務や輸出入貨物の倉庫業務なども受注しているサービスもあり、生鮮食品・精密機器などの対応も可能にします。また、国外への輸送時間を短縮事に特化したサービスなどもあるため、グローバル展開にも有力なサポートをしてくれます。

国内物流サービス

商品や製品の特徴に合わせた温度など幅広い業種に適合する形で商品を目的地まで配送してくれるサービスです。ドライバー不足への改善や最適配送ルートの提案などもしてくれるコンテンツが多くあります。

その他の物流サービス

フルフィルメントサービス

フルフィルメントは受注のあった商品や製品をエンドユーザーまで届ける物流の一連の流れを一括管理してくれるようなサービスです。
また、業務の一部を外注するという形も選択可能で、自社に最適なサービスのみカスタマイズしてアウトソースする事が可能です。
フルフィルメントサービスが提供可能な企業は大体物流全般にプロフェッショナルであり、効率化やコスト削減などあらゆる側面でサポートしてくれます。
売上向上のための販売戦略や企画開発などに専念したい事業者様にはおすすめです。

移転・引越し支援サービス

オフィスの移転や引越しが必要な場合利用するべきサービスです。
レイアウト変更や解体・組み立て、電気等の工事も全てアウトソースする事ができます。
輸送・配送にプロフェッショナルな企業が行っている事が多く、オフィス内の貴重なアイテムも安心して運ぶ事ができます。また、転勤支援や海外転勤などを支援するサービスもあります。

機密文書保管サービス

会社内の個人情報・機密書類をはじめとする、諸書類や書籍などを最先端のセキュリティーシステムを活用したセキュリティー体制で保管してくれるサービスです。
集配・廃棄などの業務も行ってくれるサービスもあります。

トランクルームサービス

オフィスの家具など大型資材を専用の倉庫で保管するサービスがあります。
在庫検索や出荷に関する指示も専用のシステムやアプリを使用して管理可能です。
また、美術品や骨董品に特化した保管方法も可能で、温度・湿度も管理してくれるサービスもあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
物流業務別に特化型のサービスがあるだけでなく、業務一括を請け負うサービスもあります。
また、物流の業務に関する専門知識を活用したその他のサービスが存在する事もおわかりいただけましたでしょうか。
自社に適合するサービスはございましたか?
事業者の方はこの機会に是非サービス活用をご検討ください。

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物流管理や費用でお悩みの方へ

このようなお悩みをお持ちの企業ご担当者様へ

▶︎受注と物流が別管理なので煩わしい

▶︎売り上げが伸びてきたので、人力での管理に限界を感じている。

▶︎既に受注管理システムを導入しているが、どこか物足りなさを感じ、本当に自社に合ったサービスを探している。

▶︎物流管理にかかるコストを圧縮したい

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かんばん方式(看板方式)とは?在庫管理での運用方法やメリット、デメリットをご紹介!

Last Updated on 2021年9月7日 by art-mylogi

在庫管理において、商品ロスや欠品を防ぎ、適切な数量を管理することは容易ではありません。抱えすぎてしまうと、無駄なコストをかけたことになってしまったり、減らしすぎてしまうと、販売機会の逃してしまったりなど、在庫管理でお悩みを抱えるご担当者様も多いのではないでしょうか。

今回は、業務の効率化や適切な管理を目的とした「かんばん方式(看板方式)」について、ジャスト・イン・タイムとの違い、在庫管理やプロジェクト管理における運用方法、導入における前提、メリット、デメリットなどをご紹介します。

この記事を監修した人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

かんばん方式とは

かんばん方式とは、「必要なものを、必要なときに、必要な量だけつくる」という、トヨタ自動車株式会社が開発した、一種の生産管理方式です。

「カンバン」とは、製品の生産過程において「いつ、どこで、なにを、どのくらい、どのように、もしくはどのような順序で使用するのか」を明記した、作業に関する具体的な指示書を意味します。
かんばんは、「仕掛けかんばん」「引き取りかんばん」「特殊かんばん」の大きく3つに分けることができ、生産工程によって名称が異なります。

仕掛けかんばんとは、「必要な分を生産する」前工程での名称です。現場では、仕掛けかんばんに明記された指示に基づいて、生産を行います。
引き取りかんばんとは、「必要な分を運搬する」後工程での名称で、前工程にて生産が完了すると、仕掛けかんばんが取り外され、新たに引き取りかんばんが貼付されます。

特殊かんばんとは、その名の通り、通常の作業フローや生産量、手法などとは異なる、特殊なケースで作業を行う際に用いられます。仕掛けかんばんや引き取りかんばんは、繰り返し貼付されるのに対し、特殊かんばんは、必要なときのみ一時的に発行されます。

ジャスト・イン・タイム(JIT・リーン)生産方式とのちがい

かんばん方式と同様、トヨタ自動車株式会社によって生み出された「ジャスト・イン・タイム(JIT、リーン)生産方式」とのちがいについてご紹介します。

ジャスト・イン・タイム生産方式とは、「必要なものを、必要なときに、必要な量だけつくる」という生産方式です。物や時間、リソースを徹底的に管理することで、生産過程で発生する無駄を省き、生産効率の向上を目指します。

同一のコンセプトを掲げるかんばん方式との違いとして、両者の関係性が挙げられます。つまり、ジャスト・イン・タイム生産方式を実現するうえで、情報管理を目的とした「手段」として位置するのが「かんばん方式」となります。したがって、ジャスト・イン・タイムは、生産における効率化を図るという目的、かんばん方式は目的達成のための手段であるといえます。

在庫管理における「かんばん方式」の運用とは

在庫管理において、発注業務にて「かんばん方式」を運用することができます。
とりわけ小売業における発注方法は「定期発注点方式」「定量発注点方式」に分けることができます。前者では、在庫状況にかかわらず、特定の期間を設定し、定期的に発注を行います。それに対し、後者では、発注時期を問わず、保有する在庫量が、事前に指定した最小値を下回った際に、適宜発注を行います。

かんばん方式は、後者の定量発注点方式に分類され、「必要なものを、必要なときに、必要な量だけ」調達することができます。すなわち、発注作業における無駄や漏れの発生を未然に防ぎます。
現場における実際の在庫数や量を基準に、発注ポイントをあらかじめ設定しておくことで、余剰在庫やそれによる商品の廃棄、もしくは欠品状態の防止を実現することができます。さらに、適切な在庫数の維持だけでなく、発注作業のし忘れや重複など、人的ミスを防ぐことにもつながります。

プロジェクト管理における「かんばん方式」の運用とは

以上からもわかるように、かんばん方式は、生産過程や在庫管理など、製造業を中心に浸透した生産管理方式ですが、製造業以外のあらゆる業界にて、プロジェクト管理の手段としても活用されています。

プロジェクト管理においても、生産過程と同様「作業前」「作業中」「作業完了」など、作業フローを大きく区分し、各フェーズにおいて「だれが・いつ・なにを・どのように」行うのか、もしくは行ったのかを可視化します。各プロジェクトメンバーや細分化されたタスク、ならびにチームやプロジェクト全体の進捗状況を随時把握、管理することができます。

製造業における管理と同様、プロジェクトを遂行するうえで発生し得る、時間や人などのリソース、作業の重複などといった無駄の削減を実現し、作業の効率化を図ることができます。

「かんばん方式」を導入する際の前提

製造過程全般や、在庫管理における発注業務、その他業種を問わないプロジェクト管理など、かんばん方式の活用範囲は多岐にわたります。汎用性の高い情報管理手段ではありますが、導入の際に確認すべき前提が複数あり、導入に向いていないケースがあることも、念頭に置いておく必要があるでしょう。
かんばん方式導入にあたり、必要となる前提条件は以下の通りです。

①工程が一定である

もともと、製造現場における生産効率の向上を目的として生み出された「かんばん方式」では、作業工数が一定である業務フローにおいて、作業の効率化を目指すことができます。
そのため、具体的な作業順序に、頻繁に変更が生じたり、イレギュラーな対応が多く発生したりするケースであれば、その都度適切な「(特殊)かんばん」を作成しなければならないため、導入が効果的であるとは言い難いでしょう。

②業務が平準化されている

かんばん方式導入における絶対条件ともいえるのが「業務の平準化」です。
平準化とは、あらゆる時間帯であっても、業務量や品質が平均的であることを意味します。製造業に特化していえば、どの時間軸に分けてみたとしても、生産されている製品または商品の種類と量が一定である状況をさします。

プロジェクト管理では、タスクとリソースの平均化を目指し、状況が次々と変化する中で、各担当者への業務量の偏りが発生するのを防ぐため、チーム内で、各自のタスクバランスが一定かつ維持されている状態をさします。

とりわけ、プロジェクト管理においては、タスクの進捗状況や全体バランスを可視化することで、プロジェクト全体の業務効率向上を図ります。そのため、チームメンバーや管理を行う担当者が固定されているケースであると、大きな効果が期待できるといえるでしょう。

「かんばん方式」導入におけるメリット

「かんばん方式」導入におけるメリットは以下の通りです。

①無駄を省くことができる

「かんばん方式」を導入し、作業の標準化を図ることで、製造過程やプロジェクト遂行における、無駄な作業を徹底的に省くことができます。また、「かんばん」によって作業が具体的に指示されているため、人的ミスの発生を防ぐことができるでしょう。在庫管理でいえば、保有する在庫を基準として発注を行うため、常に適切な在庫量を確保し、余剰在庫や商品ロスの発生を削減することができます。

結果として、作業や在庫だけでなく、作業にかかる時間やコストなどのリソースの削減となり、利益の追求にもつながります。

②情報の一括管理ができる

「かんばん」によって、各フェーズにおける作業の詳細や、プロジェクトの進捗状況などを随時把握することができます。現場における、細かい各作業の管理が容易でない生産現場においては、「かんばん」を作成することで、作業を標準化することで、業務だけでなく課題なども可視化することが可能になります。

プロジェクト管理に関しては、各担当者やタスクの状況を、プロジェクトの全体像を考慮しながら管理することができます。

「かんばん方式」導入におけるデメリット

「かんばん方式」導入の際に、注意すべきデメリットについてご紹介します。

①不足が発生するリスクが高い

作業の微調整が可能な製造業やプロジェクト管理においては、リソースが不足した際に、応急処置を施すことができますが、在庫管理では、かんばん方式を導入することで、かえって欠品状態に陥るリスクを高めてしまうというリスクがあります。
発注するタイミングを示す在庫数を設定する際に、適正在庫や安全在庫、在庫回転率など、数値に基づいて算出するようにしましょう。

②現場や担当者の負担が大きい

「かんばん方式」を導入することで、現場やプロジェクトチーム全体の一元管理が可能になりますが、作成者や管理者への負担が大きくなります。作業の効率化を目的としているにもかかわらず、かえって作業量が増えてしまったという事態にも陥りかねません。
さらに、業務が標準化されることで、作業の無駄を省くことはできますが、各担当者の自由度が失われてしまうため、現場の担当者にとっても負担になり得るリスクもあります。

③導入の効果が得られないこともある

「かんばん方式」を導入するにあたり、その前提条件を満たしている必要があります。さらに、上記2つのデメリットからもわかるように、効果が出るまでに一定の時間を要したり、かえって業務量を増加させてしまったり、などといったリスクもあります。
そのため、「かんばん方式」導入の際には、目的や担当者などをあらかじめ明確に設定し、必要に応じて業務やプロジェクト管理ツールの導入を別途検討する必要があるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
もともと、製造業向けに生み出された「かんばん方式」は、作業工程が一定している生産過程や在庫管理において、業務の効率化を図るうえで、世界中からも注目を浴びる、効果的な手法です。
ただし、効果が得られないケースもあるため、導入目的や社内でのルール、管理者となる担当者などを事前に明確にしておく必要があるでしょう。ぜひ参考にしてみてください!

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倉庫管理や費用でお悩みの方へ

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▶︎受注と物流が別管理なので煩わしい

▶︎売り上げが伸びてきたので、人力での管理に限界を感じている。

▶︎既に受注管理システムを導入しているが、どこか物足りなさを感じ、本当に自社に合ったサービスを探している。

▶︎物流管理にかかるコストを圧縮したい

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VRコマース(Vコマース・バーチャルコマース)とは?市場規模や事例もご紹介!

Last Updated on 2021年9月7日 by art-mylogi

Mコマース、Vコマース、VRコマース(バーチャルコマース)など、EC業界では、Eコマースだけにとどまらず、最新技術を駆使した新たなサービスが次々に誕生しています。
今回は、VRコマース(Vコマース・バーチャルコマース)について、Mコマースとの違いや特徴、市場規模、事例などをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください!

この記事を監修した人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

VRコマースとは

VRコマースとは、VRを活用して、モノやサービスなど、商品の取引を行う、オンラインショッピングの新しいかたちで、インターネット上で取引を行う、電子商取引「Eコマース」の新技術として知られています。VRコマースの他に、「Vコマース」や「バーチャルコマース」とも呼ばれます。

“Virtual Reality”の略である「VR」は、日本語では「仮想現実」と訳され、
“HMD” (Head Mounted Display)と呼ばれる専用のデバイスを用いて、映像を通して仮想空間で様々な体験をすることができます。VRは様々な業界で活用されつつあり、代表例として、エンターテイメント業界でのゲームや体験型施設が挙げられます。最近では、医療業界にて、手術のシュミレーション、製造業界にて、製造過程の検査など、その活用方法は多岐にわたります。

VRコマースも新しいVRの活用事例の一つです。これまでのオンラインショッピング、いわゆるECサイトやECモールでは、商品の閲覧方法は、写真や動画が主流でした。VRコマースでは、コンピュータによってつくられた仮想空間に、実際の店舗を設置することで、従来のリアル店舗での購買体験により近いかたちで、サービスを提供することができます。

Mコマースとの違い

VRコマースとならび、Eコマースから派生したワードとしてよく耳にするものに「Mコマース(MC)」が挙げられます。

“Mobile Commerce”の略である「Mコマース」は、スマートフォンを媒体として、商品の売買を行うことを意味します。PCやタブレット端末、スマートフォンなど、取引を行う際に使用する媒体を特定しないEコマースに比べ、Mコマースでは、モバイルに特化した、オンライン上の取引を意味します。

そのため、後者では、インターネット環境がなくても、ショッピングをはじめとした取引を行うことができます。さらに、スマートフォン上で決済までの、すべての操作が完了することから、従来のオンラインショッピングに比べ、ユーザーにとっての利便性が高まっています。

インターネットそしてスマートフォンの普及率の大幅な増加、モバイル向けECアプリの誕生、FacebookやTwitter、Instagramなど、EC事業におけるSNSの台頭などにより、近年ではEC市場においても、とくにMコマース成長は著しいといえるでしょう。

音声を活用したVコマースとは

上述の通り、VRコマースは、バーチャルコマースやVコマースなど、その表記は多岐にわたります。
Vコマースに関しては、仮想現実での取引を行うVRコマースとして使用されるケースに加え、音声を活用する”Voice Commerce“を意味する言葉として使用されることもあります。

“Voice Commerce”を意味するVコマースでは、声紋認証技術を駆使し、音声によって決済を完了させることができます。日本国内での認知度が高いとは断言できないものの、海外ではテレフォンバンキング上で実際に声紋認証が導入され、支払いや送金、残高照会など、従来に比べて、各種取引にかかるリードタイムがより短縮されています。

NRF(全米小売業協会)によれば、これまでにWeb決済からモバイル決済が主流となり、2017年ごろからは、新たな決済手段として音声によるもの(Vコマース)が登場しました。実際にアメリカでは、すでに消費者の約20%が声紋認証によって決済を行なっていることから、将来的に主要な決済手段の一つとして、さらに発展を遂げていくと想定されています。

現段階では、決済での活用が主流となっているVコマースですが、今後は商品検索や閲覧、商品の追跡など、一連の購買体験において活用される場面は、今後さらに拡大していくとされています。

VRコマースの特徴

Eコマース、Mコマース、そしてVコマース・VRコマースと、ユーザーの利便性や新しい購買体験の追求はめまぐるしく進んでいます。
最新技術が駆使されたVRコマースの特徴についてご紹介します。

①ユーザーに対してより具体的な商品イメージや、新たな購買体験を提供できる

従来のEコマースでは、ユーザーは商品画像や、商品情報、説明文など、視覚によって商品に関する情報収集を行なっています。これに対し、VRコマースでは、視覚以外の五感からも情報を得ることができます。仮想空間でのショップ店員やAIロボットによる、より丁寧な接客に加え、VRコマースであれば、聴覚や嗅覚、触覚などに訴えるアプローチも行うことができます。

さらに、家具や家電などであれば、VRを活用することで、ユーザーの実際の居住空間に商品を設置することなども可能になり、ユーザーの商品に対するイメージをより深めることができます。とりわけ、既存のインテリアや空間の広さなどとのかね合いも、商品の比較ポイントとなる家具や家電などは、ECサイトならびにリアル店舗では、設置後の雰囲気を確認することができないため、今後、とくにVRコマースの特徴が活かされる分野となっていくでしょう。

②より幅広いユーザー層にアプローチできる

より多くの感覚を使うことで、リアル店舗での購買体験に近いかたちで買い物をすることができたり、ECサイトではなかなか難しい、顧客一人一人に合わせたリアルタイムでの接客を実現したりするVRコマースでは、従来のECサイトと比較し、より幅広いユーザー層にアプローチできるという特徴もあります。

とくに、VRコマースを活用することで、EC化を進めるにあたり、しばしば課題となる高齢者や、コンピュータ・ITに関する知識が乏しいユーザーへの効果が期待されています。また、遠方のユーザーに対しても、交通費なしで、オンライン上でリアル店舗に近い購買体験を提供することが可能になります。

③精度の高い分析ができる

リアル店舗では、ユーザーが購入に至るまでの詳しい行動プロセスやパターンの分析を行うことには限界があります。一方で、ECサイトであれば、ユーザーの購入までの行動プロセスや、CV(購入)獲得に至らなかった離脱ポイントなど、より精度の高い分析を行うことができます。

VRコマースでは、Eコマースで行うことのできる、精度の高い分析を実施することができます。さらに、分析だけに限らず、カゴ落ち対策、レコメンド機能、ページへの訪問者限定のイベント実施やクーポン配信など、CVR向上を狙ったあらゆる施策を講じることもできます。

VRコマースの市場規模

世界中の統計データやマーケット予測など、あらゆる情報を収録したオンラインデータベースを提供する、ドイツを拠点とするStatista社によれば、AR/VR(拡張現実・仮想現実)の市場規模は2020年で、US$18.8billion (約1兆9,960億円) に到達し、今後もさらに伸びていくと想定されています。

さらに、経済産業省の「平成30年度 我が国におけるデータ衝動型社会に係る基盤整備 (電子商取引に関する市場調査)」によれば、5G(第5世代移動通信システム)の普及に伴い、EC業界でもライブコマースや動画コマース、VRコマースの急速な発達が予測されています。

近年、EC市場における、Mコマースの台頭や、感染症の感染拡大による消費者行動の変化など、とりわけBtoC-ECを取り巻く市場やユーザー行動においては、めまぐるしい変化が見受けられます。VRの市場規模の拡大、そしてMコマースや5Gの普及に伴い、VRコマースは今後、Eコマース市場でますます目が離せない存在になりそうです。

参照:) https://www.statista.com/statistics/591181/global-augmented-virtual-reality-market-size/
https://www.meti.go.jp/press/2019/05/20190516002/20190516002-1.pdf

VRコマースの活用事例

VRコマースの浸透がみられる海外での事例をご紹介します。

①世界最大規模のオンライン・マーケットプレイス「eBay」×オーストラリア大手百貨店 「MYER」

世界最大規模のオンライン・マーケットプレイスのeBayは、2016年にオーストラリア大手百貨店MYER社と連携し、世界初のVR百貨店「Virtual Reality Department Store」を立ち上げました。VR専用のデバイスを通して、MYER社が取り扱う商品を閲覧、選択し、eBayアプリを通して決済を完了させることができます。
特徴として、レコメンド機能の精度の高さ、商品を360°から、且つ3Dで閲覧可能な点が挙げられます。商品のデザインや質感など、従来のECサイトでは確認できなかった情報が提供されています。

②大手EC事業会社Alibabaによる「BUY+」

中国の大手EC事業会社アリババ株式会社は、2016年に中国国内でVRショッピングサービスである「BUY+」の提供を開始しました。VR専用のデバイスを装着することで、仮想世界にて実際に店舗を歩き回ったり、商品に触れたりすることができます。VRを活用することで、リアル店舗に近い購買体験を味わえる点が、最大の特徴であるといえるでしょう。

ここまで、2つの事例に簡単に触れましたが、2020年の現段階では、前者のVirtual Reality Department Storeは、eBayにてVR専用のデバイスカテゴリーの表示に変更、後者のBUY+では、リリース時の2016年以降、サービスの普及などといった顕著な成果が上がっていないのが現状です。

つまり、VRコマースのサービスの提供は開始されたものの、ショップの利用に専用デバイスを要したり、VRやサービスの認知度自体に関する課題がまだまだ残されていたりなど、現時点でVRコマースが広く浸透していると断言できないのが現状です。
実際に、日本国内においても、短期的なイベントや期間限定ショップなど、試作ベースでの導入がみられる程度です。

しかしながら、上述の通り、今後の5Gの浸透やAR/VRの市場規模拡大など、まだまだ目が話せない領域であることには変わりないでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は、最新技術を駆使したVRコマースについて言及しました。認知度の低さや浸透におけるハードルの高さなど、現状としては、課題が多く残る領域となっています。しかしながら、EC業界、とくに小売業界では、消費者行動は日々移り変わり、ブランドや商品そのものではなく、購買体験により重きが置かれるようになっている近年の傾向からも、これまでにない新しい体験、そして価値を提供できるVRコマースは、今後ますます注目を浴びていくでしょう。
ぜひ参考にしてみてください!

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在庫管理における改善施策「在庫削減」とは?メリットや効果、方法を伝授!

Last Updated on 2021年12月21日 by art-mylogi

多くの在庫を抱えることで、販売機会の損失を防止したり、一度に大量の商品を仕入れることから、商品の単価を抑え、仕入れ時のコスト削減を実現したりなど、いくつかのメリットが挙げられます。
しかしながら、適切な数値を超える在庫を保有する場合、商品の品質低下や廃棄の発生、保有スペースや人件費など、必要以上のコストがかかってしまうなどといった懸念点も生じます。
今回は、在庫管理における一改善施策である「在庫削減」について、在庫削減を実施するメリットや効果、在庫を減らすための方法などをご紹介します。

この記事を監修した人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

在庫管理における改善とは

在庫管理における目的とは、保管現場をより円滑に機能させることで、空間やコスト、人などのリソースを最適化し、事業の利益、そして企業の経営状態の最大化を図ることです。つまり、在庫管理を改善することで、現場だけでなく、企業全体に影響を及ぼします。
保有する在庫を見直し、より適切な数量や品質での管理を目指す在庫改善は、「現状把握」「適正在庫の算出」「目標数値に基づいた在庫削減」の3段階に分けることができます。

①現状把握

現状把握では、その時点での在庫数や保管方法、商品の品質などの在庫状況に加え、業務フローや現場でのルール、情報管理の仕方など、現場での規則や目に見えない業務やモノ、情報などの「動き」まで確認する必要があります。
というのも、「在庫管理の改善=在庫数の削減」であるとは一概に言い難いからです。業務フローや在庫とそれに関する情報管理など、在庫数以外にも改善の余地があるケースがほとんどです。業務フロー改善や情物の一致を目指す場合は、在庫削減に加えて、従来の管理方法の見直しや在庫管理システムの導入などの施策も挙げられるでしょう。そのため、保有すべき適切な数値を算出する前に、今一度自社の現場に関して、細部まで把握することが必要となります。

②適正在庫の算出

現状把握を通して、倉庫などの保管現場での課題を洗い出したあとは、自社で抱えている在庫数が適切であるかどうかについて、数値を用いて確認する必要があります。ここで、根拠のない曖昧な数値のまま在庫の削減を行うと、販売機会の損失などといった、リスクにつながりかねないため、適正在庫を算出することで、明確な数値目標を設定するようにしましょう。

適正在庫とは、「企業利益の最大化」を目的とした、欠品状態に陥らない、最小限の在庫数を意味します。基本的に、適正在庫は「適正在庫=安全在庫+サイクル在庫」で求めることができます。
安全在庫とは、「欠品防止」を目的とした最小限の在庫数を意味します。在庫だけでなく、企業の利益最大化を目的とする適正在庫との違いとして、「在庫」により焦点を当てているといえるでしょう。
サイクル在庫とは、発注後から、次回発注するまでの期間に消費する在庫数の半分を意味し、平均需要とそれに対する在庫数を把握することができます。

適正在庫は、年間の平均在庫数との比較が効果的だといわれています。また、適正在庫も、年間もしくはそれよりも短い期間で、定期的に算出することで、常に在庫数の最適化を図ることができるでしょう。

③目標数値に基づいた在庫削減

適正在庫で算出した目標数値を基準に、在庫を削減するための施策を実施します。単に仕入数を減らすだけでなく、リードタイムの短縮や保管方法の変更など、現場全体での改善が必要となることもあります。

在庫削減を行うメリットや効果

つづいて、在庫削減を行うことで得られるメリットや、在庫改善における効果についてご紹介します。

①キャッシュフローの最適化

在庫数を減らすことで得られるメリットの1つとして、「キャッシュフローの最適化」が挙げられます。前提として、ほとんどの場合、商品の仕入れは現金で行われるため、「在庫=資産(現金がかたちを変えたもの)」であるという認識を持つ必要があります。
そのため、在庫が売れ残ってしまうと、仕入れにかかったコストを回収、つまり利益を生み出すことはできず、自社の資産は減少したままとなります。在庫は現金がかたちを変えたものではありますが、売れ残りの廃棄商品となってしまえば、現金のように自由に運用することはできません。そこで、需要予測に基づき、欠品を防ぐために最適な数値である「適正在庫」を基準とした在庫の削減を行うことで、キャッシュフローの悪化を防ぐことにつながります。

②保管場所や維持経費の最適化

売れ残った在庫を処分する場合、廃棄にもコストが発生します。さらにいえば、廃棄にかかる処分コストだけでなく、仕入れ、入庫、管理、出庫など、商品が保管場所に入ってから出るまでの作業にも無駄が生じてしまいます。
適正在庫に基づいて在庫を削減することで、それらの余分なコストや作業工数の削減を実現できるだけでなく、保管場所や賃貸料、光熱費といった維持経費、さらに管理に要する人件費などの最適化を見込むことができます。

③商品の品質維持

欠品防止のために、多くの在庫を保有していても、長期間にわたる保管になれば、自然と商品の品質も低下します。さらに、品質だけでなく、トレンドや市場ニーズの変化、賞味期限切れなど、商品そのものの価値が下がってしまい、結果的に想定していた価格を下回っての販売や、廃棄商品となってしまうことも少なくありません。
したがって、適正在庫で算出した数値目標を基準に、それまでの在庫数を減らすことで、商品在庫全体の品質や価値の維持につなげることができます。とくに、実物を手にとって見えないECサイトの場合、商品の品質がユーザーの期待を下回ることがあれば、リピート顧客を獲得する機会を逃すことにもつながりかねません。反対に、顧客の期待を上回る価値を提供できれば、リピート層の獲得や口コミでの拡散など、ECサイト全体の評価向上にもなり得るでしょう。

在庫を減らす方法とは?

実際に、在庫の削減を実現するための方法をご紹介します。
在庫の数量を減らすうえで、着眼すべきポイントは「在庫の種類」と「作業工程」であるといえるでしょう。それぞれ解説します。

①在庫の種類を減らす

在庫の数量は、保有する在庫の種類と、それぞれの数を掛け合わせた数値の合計で示すことができます。そのため、在庫削減の手段として、在庫の種類を見直すことが挙げられます。適正在庫に基づいて、各商品の在庫の数量を減らすことに加え、各商品の売れ行きにも着目することが求められます。とくに、出庫の頻度が少ない、つまり在庫に動きがあまり見られない商品に関しては、仕入れの中断を検討することができるでしょう。
理由として、保管する在庫の数でなく、種類を見直し、削減することで、保管スペースの最適化を見込める点が挙げられます。在庫は種類ごとに管理することがほとんどであるため、余分な在庫を減らし、その分に空きスペースを生み出すことで、在庫の置き方や保管方法の改善、維持経費や作業工数の削減にもつなげることができるでしょう。

②作業工程をスリム化する

倉庫などの保管現場での作業工程や工数をよりシンプルにすることで、在庫の出庫までの実際の動きの見える化につながります。過剰に在庫を抱えてしまっている場合は、「なにが・どこに・どのくらいあるか」が明確になっていないケースが少なくありません。保管方法が煩雑であると、商品の入荷時期を考慮せずに出荷してしまい、結果として商品価値の低下によって廃棄になってしまうことがあります。また、保管場所が曖昧であったが故に、余計に仕入れを行ってしまったという事態も招きかねません。
そのため、現場での保管に関するルールを設定し、社内でしっかりと浸透させることで、在庫管理の業務プロセスをシンプル且つ可視化できるようにする必要があります。エクセルや書類など、データ上の在庫情報と、実際の在庫数に差が生じる場合には、在庫の実物と情報の一元管理をリアルタイムで実行する在庫管理システムの導入の検討もおすすめです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
在庫管理は、企業全体の利益に影響を及ぼすことから、大きな役割を果たしています。在庫管理の改善施策を検討するうえで、在庫削減こそが最良の手段であるとは一概に断言することはできかねます。しかしながら、在庫の削減を実施することで、キャッシュフローや保管スペース、人員配置の最適化、商品の品質維持など、多くの効果を期待することができます。ぜひ参考にしてみてください!

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物流コンサルタント・物流改善コンサルタントとは?サービス内容や選定ポイントを合わせてご紹介

Last Updated on 2021年9月8日 by art-mylogi

物流において物流コンサルタント及び物流改善コンサルタントは専門的知識と経験を基に事業者様の売上向上を最大化にする目的があります。
今回はそんな物流コンサルタント・物流改善コンサルタントについてお話ししていきます。

この記事を監修した人

藤井 玲

2002年に楽天市場へ出店したことをきっかけに、EC支援サービスの提供をスタート。
累計18年、150社以上のサイト制作、運営経験を持つ。
一部上場企業のECサイトを10年間運営した経験から、運営全般、フルフィルメントの知見が豊富。
現在は、Shopify Expert Partnerとして、ECサイトの新規出店支援はもちろん、
売上改善や業務改善などのコンサルティングを手掛けている。

物流コンサルタント・物流改善コンサルタントとは?

物流コンサルタントには実は色々な種類があるのですが、大きく分割して、『独立系』・『非独立系』があります。『非独立系』のコンサルタントとは元々物流関連のサービスを既に提供している会社の子会社というイメージです。系列があり、倉庫管理や物流管理システム会社がコンサルタントサービスをしているので、他の物流関連業務を含めて一括アウトソースする事もできます。
それと相対して『独立系』物流コンサルタントとは系列がなく、とにかく物流関連の課題を解決する事に特化したサービスです。『非独立系』だと自社サービス運営受託の営業ツールのように感じてしまう方にはおすすめです。
更に物流コンサルタントの中には物流技術管理士の資格を持っている方もいらっしゃり、コンサルタントの中でも差別化して選定する事もできます。

物流コンサルタントの仕事内容とは?

物流コンサルタントの業務はまずコンサルティングの対象となるクライアントについて細かく認識する事から始まります。
業務に関わる人材、業務フロー、コスト、ムリ・ムダ・ムラの有無をデータと現場の状況から判断していきます。その結果に基づいて課題を見つけ課題解決のための施策を提案します。
まとめると、クライアントの現状整理・分析そして改善策のご提案が物流コンサルタントの仕事内容です。
また、物流コンサルタントの業務内容をもう少し細かくするとこのような内容になります。

①輸配送手段やルートの最適化
②最適在庫量の算出
③外注すべき業務の洗い出し
④業務フロー見直し
⑤倉庫内環境見直し
⑥適正人材算出

その他各業務フローにおける自社に最適なコンサルティングを実施します。

物流コンサルタントに求められるスキル

上記のような仕事内容のため物流業務に関しての専門的知識とマネジメント力は必須です。
また、物流現場にも足を運び、従業員の生の声も聞く必要があるため、コミュニケーションスキルも大切です。また、パッケージの導入などもコンサルタントの管轄内のため、ITリテラシーは高いに越したことはありません。論理的思考力とコミュニケーションスキルの高い人材こそ適正と言えるでしょう。

物流コンサルタントの将来性

近年のEC市場の拡大もあるため、物流業界の将来性は非常に明るいと言えるでしょう。
物流業界の規模が大きくなるにつれて競合他社との差別化を目的とする企業や自社の課題が見つける目的の企業も増加すると予測されています。
そのため物流コンサルタントの需要も増加していくと言えます。

物流コンサルタント会社の選定ポイント

コンサルタントの選出にはとにかく経験値がしっかりあるかということが非常に重要となってきます。多くの経験があればそれだけ引き出しも多くなり、様々な視点から改善点を見つける事ができます。

また、単に物流コンサルの経験が長いだけでなく、コンサルタントとして色々な業界での経験がある人も大切です。ビジネス的な観点のみで自社をみた時に様々な業界での経験がある方が、課題を見つけやすいケースが少なくありません。
更に論理的思考回路のもと、説明などを丁寧に行ってくれる人も重宝されるでしょう。

難しいIT用語ばかりで説明しても認識に差異が生まれてしまうため、平等に誰が聞いても理解できるような説明ができる人を選びましょう。
そして、コンサルタントには長期にわたり現場でコミュニケーションを取ってもらうので、自社の物流現場に適合するコミュニケーションスキルを持つ人材かどうかは非常に大切です。

いくら評判の良いコンサルタントだったとしても話が合わないコンサルタントには従業員も本音を語りにくいものです。
意見をしっかりヒアリングして自社との仕事に情熱を持っているパーソナリティーであるかどうかを見極めましょう。

コンサルティング会社の料金体系とは

まずは物流だけではない『コンサルタント会社』の費用相場をご紹介いたします。
コンサルティングの料金体系は顧問契約・時間制・成果報酬型の3種類があります。

顧問契約(定額報酬)

顧問契約型は毎月定額報酬を支払う体系になっています。
定額制なので、相談内容量に関係なく会社の現状を分析・改善策提案をしてくれます。
また、必要なタイミングがあればメールや電話で都度対応してもらう事もできます。
費用相場→月額3万円〜

時間制

時間制とはコンサルタントの作業時間に応じて報酬金額を決めることのできる料金体系のことを指します。

スポットコンサルと言われる単発型のコンサルでもあり、レギュラー的な契約というよりスポットで一時的な契約をするといったイメージです。
安価かつ短期間でも成果をあげれるというメリットがある反面、成果の基準が見えにくくなるのでトラブルに発展するケースもあります。

コンサルタントへの伝え方をミスしてしまうと失敗してしまう可能性もあるので、依頼する側にもある程度の知識が必要となってきます。
費用相場→月額1万円〜

成果報酬制

成果報酬型はクライアントファーストでビジネスを成り立たせる目的を持った体系です。
コンサルティングが終了した後に、目的達成率に応じて報酬を決めていきます。
成果が思うように出なかった場合はその分報酬を削減する事も可能です。

しかし、こちらも時間制と同じく成果の設定を見誤ってしまったり、共有が上手くされていない場合はトラブルに発展しやすいので注意しましょう。
費用相場→目標設定による

物流コンサルタント費用

物流コンサルタントの費用は業務工数×単価という形で算出されます。
費用相場は約3ヶ月で400万円程度からと予想されます。
この業務工数の計算方法は物流コンサルタント会社によって様々ですが、契約期間・会社の規模感など一般的なコンサルタント会社と同じくプロジェクトによって変化します。

無駄のない業務工数を実施してくれる及びタスク処理スキルの高い物流コンサルタント会社の選定を行っていきましょう。

物流コンサルタントの費用対効果

最後に、物流ビジネスにおけるコンサルタントの費用対効果についてどのくらいか確認していきましょう。

毎月毎年発生する社内の人件費と違い、コンサルタントの場合は必要とする期間の料金が発生します。例えばある一定期間のコンサルティングによる成果が出た場合、その成果は期間外でも続いていくため、長い目で見るとコンサルティング報酬金額よりもはるかに多くの売上を期待できます。

しかし長い目で見る必要があるので、ある程度規模の大きい企業の方が成果と費用対効果を感じられるでしょう。まとめると、一定のビジネス規模感を持つ企業であれば費用対効果は充分に得られるということになります。

また、物流コンサルティング会社によっては規模の小さい企業向けのサービスも提供している場合がありますので、該当すると考えられる事業者様にはそちらのチェックをおすすめいたします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
費用対効果を考えてどのように物流コンサルタントと契約するべきかおわかりいただけましたでしょうか。
自社に適合する最良のサービスご選定の一助となれば幸いです。

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